2019年04月05日

2019年4月の日記

4月30日(火)
村田孝高です。

昨日、ティアラこうとう大ホールにおけるヴェルディの『ドン・カルロ』、無事に終わりました。
お運びくださった皆様、本当に有難うございました。
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カルロ役に予定されていた土師先生が、風邪のため急遽、前日もカルロ王子をやった小貫岩夫さんが代役を務められました。
相手役が変わると、舞台での左右の立ち位置が急遽変わってしまったり、絡み方が変わるので、なかなか大変ではあるのです。
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この度のロドリーゴは、侯爵という高貴な身分でありながらカルロ王子のために命を懸けた熱い友情を誓い、最後身代わりとなって死んでいくという、多分男にとっては一番しびれる役どころだったので、いつも以上に熱が入りました。
死んでいくところでは、男のみならず女性の方々も涙をこぼしてくださったと伺い、苦労が報われた思いでした。
自ら死を決意した男が、どのような態度で登場するものか、それはそれは考え悩みぬいた場面でした。
難しいヴェルディ、バリトンなら誰でもが一度はやりたいと憧れる役です。

ゲネプロなどのために数日間近くのホテルに泊まって過ごしたので、帰ったらぷにがどんな反応をするか楽しみだったのですが、やっぱりちょっと身構えられました。
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熱海は夜になってもひどい雨になるとか、平成最後の日を惜しんでいるような天気ですね。
いやー、明日から令和か・・・。
今並行してやっている次のオペラの稽古に入らねばならないので、元号が変わろうが10連休になろうが、何も関係のない日々が続いていきます。
我々の職業の宿命ですね。





4月26日(金)
池田理代子です。

近しい身内に不幸があり、急遽大阪まで行ってきました。
前日は遅くに大阪のホテルに泊まりました。
夜中に着いたので、しかも慌てていてホテルの名前もうろ覚えで、タクシーの運転手さんに「なんとなくこんな感じの名前のホテル」と告げたら、「分かりました」と快く行って下さり、助かりました。
実はもう一つ似たような名前のホテルもあったんですけど、タクシーを降りてフロントに行ったらちゃんと自分の名前で予約したのが取れており、ほっとしました。

斎場に近いホテルで、ビジネスホテル風の機能的なホテルのシングルルームは、ベッドに居ながらにして何にでも手が届く感動的な広さ(狭さ?)でしたが、部屋は新しくて気持ちよく清潔で、スタッフの皆さんもとても親切でした。
しかもすぐ近くにローソンとセヴン・イレヴンがあり、お金を降ろして不祝儀の封筒と筆ペンを買い、色々と便利でした。
2020年に向けて、沢山のホテルができていますね。
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この日は、ぷにちゃんのワクチン接種の日で、村田が連れて行ってくれたのですが、お注射にも騒がず「偉い子」だったそうです。
単に臆病者だという説も出ましたが。
体重が200g減っていて、2016年生まれだから育ちざかりのはずなのに、減っているのはおかしいと先生に注意されたそうですが、私が推察するに、風邪でずっと私が寝込んでいた10日間ぐらい、ぷにちゃんはほとんど寝室から出ず私の横にへばりついていたので、ご飯を食べる回数が減っていたのではないかと思われます。

帰ってきたら、割とよく食べています。
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この間の池袋での交通事故、87歳が31歳と3歳の親子をひき殺し、ほかにも大勢の人に大きな怪我をさせた事故のニュースで、はじめて『上級国民』という言葉を知りました。
なるほど、国民にも上級と下級があるのですね。
普通、ひとは公的な約束を破ると責任を問われますが、「私は約束を破ったわけではありません、新しいお約束をしようというのです」と言って通用するような人はきっと『上級国民』なのでしょう。





4月23日(火)
村田孝高です。

先日、二月のドイツ文化会館での『蝶々夫人とスズキ』に、何と熱海の起雲閣から従業員の方々がわざわざ上京して見に来てくださいました。
お礼に伺わねばと思いながら、三月のサントリーホールや掛川、仙台などでのロッシーニ歌劇所管弦楽団との公演が続き、それからは、確定申告、そして花粉症に風邪と、すっかり不義理をしてしまいました。
先日漸く理代子さんと二人、お礼に伺うことが出来ました。
牡丹の花が見事に咲きそろっていました。
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サツキもこでまりも。
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喫茶室はすでに五月のしつらえでした。
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皆さんが大変喜んでくださり、熱海での音楽会の実現について話が弾みました。
是非とも実現させたいものです。

それから、熱海梅園の方に新しくオープンしたセブンイレブンへ。
我々の住んでいる周りにはコンビニが一つもないので、せめて一つくらいできてほしいと、理代子さんがいつも言っています。
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今日の晩御飯は、やけに野菜ばっかりの彩り鮮やかなメニューでした。
最後に私のためにチキンステーキが出てきましたが。
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明日は、恒例の全館害虫駆除の日で、ついでにぷににワクチンを打ってもらいに動物病院に行きます。
その後は、東京でいよいよ通し稽古です。





4月21日(日)
池田理代子です。
あまりに不順な気温の乱高下に、体がすっかり参ってしまい、とても辛い風邪をひいてずっと寝込んでいました。
人が寝たきりなのをいいことに、ぷにが私の体のあちこちに引っ付いてきて一緒に寝ています。
時々激しく咳き込んだりすると、「どうしたの!?」と言わんばかりに起き上ってトントンと私の顏をたたき、あちこち舐めてくれます。
ついでに噛みついたりしますが、ほんと、いい子です。
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あ、わたしもぷにも、寝顔は(も?)えらく不細工!

合間に起きだして、締め切りのある原稿を仕上げたりなんかしていますが、そんな原稿を、相手の方がとても褒めて喜んで下さったりすると、ぼーっとした頭でも嬉しく励みになるものです。
風邪のお陰で、花粉症なんかどこかへすっ飛んでしまった感じです。

今日は風もなく暖かなので久々にベランダに出て海を眺めていたら、山藤に続いて、サツキの花がポチポチと咲き始めていました。
ヨットや釣り船、それに、ウオータースキーに興じる人の姿もちらほら見えます。
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ひざの手術をした友人の経過はとても良好で、リハビリに励んでいる様子など時々メールで知らせてくれます。
いい季節を病院にこもっているのは本当に気の毒ですが、結構リハビリなるものを楽しんでもいる様子です。
この間歯が抜け落ちて入れ歯を作った友人あり、こうして膝の手術をした友人あり、皆それぞれに生きてきた年数分のガタが来ていますが、私は今のところ腰の痛みを痛み止めで押さえている以外、手術をするほどのことにもなっていないので、有り難いことだと思っています。
けれども、永い年月をずっと座りっぱなしの仕事をしてきたので、これが体には一番いけないのだと聞いたことがあります。
しかし、私の場合、座っていなくては仕事にならないので、どうすることもできませんね。

この間、いつも使っている白髪染めの『サロン・ド・プロ』を秘書の山口さんが買って来てくれたら、現在やっているコラボ商品がついてきました。
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なんかすごく得したような嬉しい感じです。




4月17日(水)
村田孝高です。
天気予報では暖かいと言われている日でも、熱海は海沿いのせいか寒いです。

理代子さんと二人で風邪を移しあって、ちょうど稽古の休みが続いているので助かっていますが、グズグズゲホゲホして暮らしています。

この寒さで、熱海駅前のバス停のところの桜が、結構長く持っています。
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大島も割合とくっきり見えて、旅情を誘いますが、とても旅行どころではありません。
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夜中に、楽譜と辞書と格闘していたら。テレビから緊急ニュースのお知らせ音が入ってきました。
「ついに地震か!?」とテレビの前に走ったら、「パリのノートルダム寺院火災」の緊急ニュースでした。
それ以外の情報は何もなかったので、「またテロじゃないか」と戦々恐々として一晩を過ごしました。
翌日、何かの過失による火災で、死者も出ていないとのことでほっとしましたが、大変ショックな映像でした。
何年か前、向こうでのパリとヴェルサイユでのコンサートで初めてフランスへ行ったとき、あれこれと忙しさに追われて、ノートルダム寺院だけ見ていなかったのです!!
なんてこった!!!
こんなことが起きるなんて!!!
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良いこともありました。
タイガー・ウッズの見事な勝利です。
タイガーの周りには、ものすごい数のギャラリーが付いて回っていました。
街でも、大喜びの人の様子が映し出されていましたが、さて、この中にいったい何人、タイガーが落ち目だった時にも変わらずに彼を応援し続けた人がいるだろうか、と、ついついひねくれた目で見てしまいます。
良くなると応援し、落ち目になるとたたきに回るというのは、日本でもどこでも変わらぬ凡人の習性ですからね。
理代子さんがいつも「自分が不幸な目に遇ったときに、離れていく人と変わらずにいてくれる人をふるいにかけることが出来るのだから、それはある意味の幸運でもある」と言っています。
その通りだな・・・と同感です。

外に出ないでいるうちに、窓のすぐそばの山藤がきれいに咲いていました。
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4月11日(木)
池田理代子です。
びっくりするほど寒い日々が続いていますね。
家の暖房を、また冬仕様に戻しています。

久々の漫画原稿を書こうと仕事場にはいったら、床がこんなことになっていました。
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これ、仕事机の上の墨汁がこぼれたものです。
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油断してふたをきっちり閉めないでおいていたら、いつの間にかぷにちゃんが机に上って色々な道具を下に落としていました。
まだまだ仔猫で、そんなジャンプ力はないと侮っていたのが間違いでした。
この頃、ぷにタワーに上って遊ぶ際にも、動きがかなり激しくなっています。
おとなしい子だとたかをくくっていましたが、これからは要注意です。

この頃、これにハマっています。
「ベルサイユのわた」
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こうやってちぎって使用します。(手の出演は秘書の山口さん)
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揚げ物油だけではなく、脂っこい料理を作ったりしたときに、小さくちぎってお皿などを拭いておくと、油分だけ吸ってくれるので、お皿やフライパンを洗う時にすごく楽です。
中性洗剤も少なくて済むし、何より、脂分が流しから海へと流れていく量が大幅に減らせます。
ベルばらとのコラボ商品ということでお勧めしているわけではなく、これを作っている会社が、実はすごい会社なんです。
海での石油タンカーの事故などが起きた時に、こぼれて広がった原油を吸い取る本格的なものを作っている会社です。
うちの目の前が海なので、余計にこの頃海を汚さないようにする取り組みに気持ちが向かうのかもしれません。

美しい海では、可愛い白い蝶のような高校生のヨットや本格的な漁船が走っていきます。
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真夜中、私たちが寝る時間帯でも、彼方に漁船の明かりが見えます。
イカ釣り船の出るころは、それはそれは美しい眺めです。






4月8日(月)
村田孝高です。
昨日まであれほど暖かかったのに、今日は少し冷えます。
明日はもっと冷えるそうです。

昨日・今日と、二日間の稽古休みで、暗譜の仕上げに精出しています。
ぷには、日当たりのいい寝室で、日がな一日ぶちゃ猫になっています。
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理代子さんは、昨年買って恥ずかしくて着られなかったピンクのコートを、陽気につられてついつい着て、駅前まで買い物に行っていました。
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海岸通り沿いの道にも、きれいな花がいっぱい咲いていたそうです。
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窓から見える山は、新緑と常緑樹と山桜で、色とりどりです。
ベランダの下の海の色も、少しエメラルドグリーンがかって、夏を思わせるようになってきました。
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水泳の池江選手が日大に入学したというニュースをやっていました。
神様はなぜ、あのような少女を選んで不幸を負わせるのだろう。
この病が、彼女の人生にとって何か意味のあるものになるんだろうか。
しみじみ人生というものを考え込んでしまいます。

『ドン・カルロ』の衣裳を見せていただきました。
凄く立派でカッコよくて、主催者に感謝です。
オペラはやはり演劇でもありますので、衣装は、演じる側のテンションにとって重要な意味があります。

ヨーロッパ文化にお詳しいお知り合いの方が、「オペラ歌手は、歌えるだけではなく演技もできなければならないので、ヨーロッパの文化の歴史の中では、普通の歌い手や普通の演劇人よりもオペラ歌手の地位が一番高いのよ」と教えてくださいました。
これからも頑張ります。




2019年4月5日(金)
今日の熱海は、すさまじい風です。
目の前の海が、陸から沖合に向かって白波を立てています。
駅前に綺麗に咲いていたソメイヨシノも、これできっと散ってしまうのですね。

先日は、久しぶりに東京に出かけました。
お知り合いの女優さん、夏樹陽子さんのライブがあったので、森家さんも誘い三人で出かけてまいりました。
実は夏樹さんとは、とても不思議な場所でずーっと以前からのお知り合いなのです。
不思議な場所というのは、何と佐渡が嶽部屋の千秋楽パーティです。
背もスラリとお高くて、「わあー、お綺麗!」とお会いするたびに鑑賞(?)させていただいていて早や十数年、時々目があったりすると目礼くらいは交わしていたのですが、今年の初場所のパーティで、初めて同じテーブルになりました。
そうしたら、夏樹さんの方から話しかけてきてくださり、その時に、村田をずっと応援してくださる例の貴婦人と夏樹さんが、大変お親しく長いお付き合いだということが判明しました。
そんなこんなで、初めてライブにお邪魔することになったのです。
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目黒の有名なライブハウスで、美味しいお食事を頂いて、その後たっぷりとライブを楽しませて頂きました。
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シャンソンを歌われるのにぴったりの、深くてちょっと低めの声は、私がいつも羨ましいなと思っているお声です。
プログラム構成や合間のトークも新鮮で、本当にいい勉強をさせていただきました。
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夏樹さんはフェラーリに乗っていらっしゃるそうですが、レーサーの免許もお持ちなのだとか、思いもかけないイメージのギャップに驚かされました。
でも、とにかくすらりとしてお綺麗なので、私は、眼福眼福でした。

その夜は品川のホテルに泊まって、翌日、村田は『ドン・カルロ』の稽古に、私は森家さんと待ち合わせて、この度膝の手術をした友人の入院先にお見舞いに行きました。
お茶の先生をしている友人は、長い間の正座がたたってか、膝をかなり痛めてしまって、ついに手術ということになってしまったのです。
横須賀のずっと先の、かなり人里離れた病院ですが、この分野では日本で一番と言われる名医がいらっしゃるのだそう。
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まだ手術から二日しかたっていなくて、まったく歩くことも寝返りを打つこともできない状態でしたが、しばらくしたらリハビリが始まるとかで、順調な様子にほっとしました。
でも、一か月近いリハビリは辛いでしょうね。
頑張って元のようにまたお茶のお稽古ができるようになってほしいものです。
私と森家さんが左右からステレオで喋りまくるので、却って疲れさせてしまったかもしれません。
帰りのバスを待つ間に、病院の花壇の華やかな様子を撮って来ました。
彼女が歩けるようになる頃には、このお花も終わっているかもしれません。
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三浦半島なので、熱海には近いかと思っていましたが、結局バスと電車で品川まで戻って、新幹線で帰るしか方法がなく、夕方四時半ごろに病院を出て、家に帰り着いたのは夜の九時近くになっていました。
偶然とはいえ、ライブのトークで夏樹陽子さんが「会いたい人がいたらできるだけ早くに会っておいてくださいね」と仰っていた言葉が蘇りました。

ところで新しい元号、何んとなくしっくり馴染みません。
「政府からの命令を、異論をはさまず皆和して聞け」と言われているようです。
平成にも馴染むのに時間がかかりました。
ま、そのうち馴れるのでしょう。
posted by riyoko at 18:05| Comment(0) | 日記

2019年04月02日

2019年6月7日(金)第四回村田孝高バリトン・リサイタル

2019年6月7日(金)
銀座の王子ホールにおいて、『第四回村田孝高バリトン・リサイタル』が開かれます。
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今回のゲストには、数多くのオペラでヒロインを演じて来られた、日本を代表する素晴らしいソプラノ羽山弘子さんをお迎えし、後半にプッチーニのオペラ『トスカ』を、スカルピアの村田孝高と共に歌っていただきます。
素適な衣裳に、日本語字幕もつきます。
ピアノ伴奏には、新国立劇場音楽スタッフで、若手指揮者として活躍中の飯坂純さんをお迎えし、池田理代子が、いつものように司会進行を務めさせていただきます。

開演:19:00(開場18:30)
チケット料金:全自由席\5,000 (村田孝高後援会員は\3,000に割引)
主催:池田理代子とばらのミューズたち
後援:【公財)日本オペラ振興会藤原歌劇団

チケットお申し込み
ファックスにて0557-68-1180
またはe-mail にて
baramyu-manatsu@fol.hi-ho.ne.jpまで
お名前、ご住所、お電話番号、後援会員か一般かの別、ご希望枚数をご明記の上、お申し込みください。

地下鉄銀座駅からも徒歩一分という場所ですので、開演前にお知り合いなどと銀座でお買い物やお食事などをお楽しみいただけます。
沢山の皆様のご来場をお待ち申し上げます。