2019年07月03日

2019年7月の日記

7月31日(水)
池田理代子です。

七月が終わりますね。
振り返ってみれば、初旬に風邪をひいて、その後長引いた強い下痢、そして持病の腎臓と、散々な一か月でした。

この間テレビを見ていたら、どうもこの下痢は、古くてちょっと痛んでいたかも知れないお肉が原因なのじゃないかと思われます。
ハンバーグステーキを作ったのですが、私の倍の二枚食べた村田は全く平気で、私だけが当たったのは、お肉を手でこねた後の手の消毒が十分ではなかったせいかも知れません。
お肉は、75℃以上の高温で表面を洗い(えっ、ひき肉をどうやって洗うの!?)、中も、75℃以上になるまで焼かないといけないそうですが、まさか手を75℃の熱湯消毒するわけにもいきません。
しかも私は、小さい頃から今に至るまで、何とまだ爪を噛む癖があるのです!!

・・・という訳で、勝手に原因を納得して、これからの夏場の食品の扱いと手洗いには十分に気を付けようと、決意しました。
小さい頃から体が虚弱で、体育の時間も見学が多く、病気でしょっちゅう入院していた私ですが、不思議と胃腸だけは強く産んでもらって、そのお陰で「漫画家」というものすごくハードな仕事をこなすことが出来たと思っているのですが、それも、もう歳には勝てなくなって来ているということでしょうか。

19歳からの持病の腎臓も、歳と共にだんだん数値が悪くなってきています。
犬でも猫でも、年取ると最後は腎臓病というケースが多いですね。

この一か月、お素麺やスープ、おかゆという食事で何とか体を維持してきましたが、今朝は漸く、我が家特製のピザトーストを作って一人で頂きました。
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これ、二種類のチーズを使って、お野菜もハムも入っていて、うちの人気定番です。
やっと一枚完食できましたので、かなり元気が出るかと思います。

この一か月、プライベートでも随分約束をキャンセルさせて頂きました。
その一人が、フィンランドから来ている若い作曲家のエートゥ君です。
東京音楽大学作曲科に留学していた彼は、これまでにもご報告した通り、私の台本で、フィンランド国内の大変競争率の高い権威ある奨学金を通り、その奨学金で、今後一年日本に滞在して作曲にいそしみます。
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フィンランド初演が決定していて、台本は前に送ってあったのですが、会って色々と打ち合わせしようという約束が、延び延びになっています。
今は、メールでやり取りして進めています。
色々、私が触れたことのない価値観に触れられて、新鮮です。
上演するオペラ団体もすでに決まっているそうで、どういう形になるのか、本当に楽しみです。
『眠る男』というタイトルですが、その眠る男を、村田孝高が歌うことになっています。
早くても再来年のフィンランド初演になるでしょうから、それまでは頑張って元気でいなくてはね。
日本でも上演の予定ですので、楽しみにしていてください。

皆さん、熱中症にはくれぐれも気を付けて。






7月27日(土)
池田理代子です。

色々な方にご心配頂きましたが、やっと、起きた時の体温が平熱に戻りました。
夕方になると上がってきたりするので、まだ油断はできませんが。
それにしても今月の初めからの風邪から始まって、意味不明の長い下痢、そして腎臓と、七月は散々な月でした。

今日は台風で土砂降りかと思っていたのですが、お昼過ぎに起きたら、見事なピーカンでした。
風はかなり強いですが、目覚めて窓を開けた時の、外の緑と鳥たちの囀りが、本当に幸福感を与えてくれます。
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大葉とスイートバジルの鉢植えも少しずつ育っています。
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夜は波の音に癒される日々です。
東京までの往復は本当に大変だし不便ですが、ここに越してきてよかったと、日々感じています。

先日駅前まで無理をして銀行振り込みに出かけた時、駅前通りでお神輿(というより山車)が出ていました。
昨日は花火大会があったり、これからは熱海が一番賑やかになっていく季節です。
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村田が、朝早くから『ジャンニ・スキッキ』の稽古で広島に向かいました。
でも、明日にはまた東京で『トムとジェリー』の稽古があるので、いったん家に戻ってくるみたいです。
明後日から再び広島と、若くて体力がないとできない仕事だな・・・と、つくづく感心します。
今は、置いて行かれるとちょっと不安を感じる体調なので、戻ってきてくれるのは嬉しいです。





7月24日(水)
村田孝高です。

21日は、熱海起雲閣で、ロッシーニ歌劇場管弦楽団コンサートマスターのヘンリー・ドメニコ・デュランテさんのヴァイオリンソロコンサートがありました。
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熱海出身のソプラノ歌手の方も、二曲ほど歌われていました。
同じ国立音楽大学出身で、私より少し年上の方です。
バッハのパルティータやストラビンスキーなど、超絶技巧のみごとな演奏をたっぷり堪能しました。
WOWWOWをご覧になった方にはお分かりと思いますが、理代子さんのソロ『ニシ・ドミヌス』の歌の時に、彼女の右側で演奏してくれている人です。

腎盂腎炎に久々にかかって、ずっと微熱が続いている理代子さんのために、でっかいプッチンプリンを見つけて買って帰りました。
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『トムとジェリー』の稽古も佳境に入って来て、先日は衣装・メイク合わせがありました。
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夏休みに入って、交通量が増えているので、車で稽古場に通うにも、そろそろ時間が読めなくなってきました。
暫く新幹線通勤が続きそうです。




7月20日(土)
村田孝高です。

先日、広島のオペラ『ジャンニ・スキッキ』の稽古から熱海に戻ってきたら、理代子さんが結構可哀想なことになっていました。
眼も落ちくぼんで、お腹もすっかりへっこんで、あんなに痩せられるなんて、不謹慎ですがちょっと羨ましいです。

昨日は、大学の先輩の秋川さんの息子のリサイタルに招待されていて。澁谷の白寿ホールまで一人で行ってきました。
いずれ世界のコンクールに出すために、英才教育しているみたいです。
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帰りの海沿いの道の満月がきれいでしたが、なかなか月の大きさはカメラには収まらないもんですね。
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その夜から、理代子さんが若い頃からの持病の腎臓が悪化し、高熱が出て、夜が明けるとすぐにかかりつけの病院に連絡しました。
明日21日は、名古屋で『アラウンド・ビューティクラブ』チャリティーパーティーがあるそうなのですが、とても名古屋まで一人で出かけていくのは無理そうなので、私が代理で係の方に電話して病状を話し、キャンセルとさせていただきました。
八月から本番が続き、向こうに行ったきりになってしまうので、置いて行くのが心配です。
相撲を見ながらずっと寝ているので、暫くは安心ですが。

このマンション内には、飲み物はもちろんのこと、ちょっとした食べ物も自動販売機で24時間買えるので、飢え死にすることはありません。
プッチンプリンは有りませんが。
それに毎週二回は必ず秘書の山口さんが来てくれるので、それだけで随分と安心です。


明日は、先日三月のサントリーホールでの『荘厳ミサ曲』の時に来日してくれた、ロッシーニ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターが、何と何とこの熱海で演奏会をすることになっているので、彼の大好きな梅酒をもっていってこようと思っています。
私達との演奏会も希望されたのですが、ちょっと準備期間が足りませんでした。
三島の方でもマスタークラスをやるみたいです。




7月16日(火)
池田理代子です。

ご心配頂いていますが、ここのところの気温の不順で風邪をひいてしまいました。
家に本番を控えたオペラ歌手がいるので、早く治さなくてはと、風邪薬を飲みまくり、そのせいではないかと思うのですが、ひどくお腹を壊してしまい、ほとんど何も食べずに寝たり起きたりしていました。
12日から、村田が『ジャンニスキッキ』の稽古のために広島にはいってしまって、出かける前に、プリンとかをいっぱい買って置いて行ってくれたので、それで過ごしていました。
万が一夜中に救急車、という事態になっても大丈夫なように、夜は服を着たまま寝ていました。

料理研究家の濱野昌子先生がお電話を下さって、「あなた、そういう時はおかゆに卵を落としていただくのよ」とアドヴァイス下さり、早速おかゆを作って溶き卵を流し、久々に暖かいものを頂きました。

少しずつ快方に向かっている気がするので、先日は、熱海起雲閣で開かれた『あたみ巴里祭』に、ふらつく身体で行ってきました。
起雲閣の館長さんが、先日の村田孝高のリサイタルに、わざわざ東京までお出かけくださったので、何としても私一人だけでも顔だけでもお出ししなくては・・・と、頑張って出かけて行きました。
シャンソンの大庭照子先生を中心に、ゲストが、なんとあの宝塚の大スター古城都さんでした。
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ぐあいが悪くなったら途中で失礼するかもしれない、と予めお断りを入れておいたのですが、幸いその日はお腹が静かにしてくれていて、古城さんに、ご用意して行った花束をお渡しすることが出来ました。
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私が来ることも熱海に住んでいることも、夢にもご存じないのに、プログラムに『愛あればこそ』を入れてくださっていました。
その表現に、涙が出そうな感動を頂きました。
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終演後に喫茶室で少しお喋りをしているうちに、あまりに気さくに話してくださるので何かそのままお別れしがたくて、自宅にお誘いしたら、喜んで来てくださいました。
もちろん、自宅にいる方が安心というのもあったのですが。
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舞台のことや演劇のこと、宝塚時代のおはなしなど色々と伺って、体を壊して一人ぽっちでいた心細さを慰めていただいたひと時でした。
とても近づくこともできないような大スターさんなのに、本当に変わらぬ美貌と体の動き、気さくなお人柄に、改めて感銘を受けました。
ちょっとその夜は頭が興奮して寝付けませんでした。

静岡県のあちらこちらで、定期的に、ダンスやタップ、呼吸法などのレッスンをしていらっしゃって、そろそろ熱海にもダンスのお教室を開こうという計画があると伺い、楽しみに待っています。
フラダンスの御子柴先生が亡くなられてもう随分になり、そろそろ体を動かすことを考えねば・・・と思っていた矢先だったので、実現すると嬉しいですね。

お腹は少しずつ快方に向かっているような気がしますが、まだ一進一退の感じです。
ずっと寝ているので、お相撲の名古屋場所と、それから、新作映画を見てコメントを書く仕事が溜まっているので、それが楽しみです。





7月11日(木)
村田孝高です。

『トムとジェリー』の稽古が続いています。
その合間に、『ジャンニ・スキッキ』の暗譜もしなくてはなりません。
オペラの発声からミュージカルの発声への切り替えにも、少し慣れてきました。
ミュージカルは、マイクが入るとはいえ、宝塚の湖月わたるさん、マイクなしの稽古場でもめっちゃうまいです。
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まだ稽古なのに、稽古場が終わると外に、ファンらしい女の子たちが出待ちをしています。
もちろん私が目当てのはずがないので、ジャニーズJr.か、湖月わたるさんか、或いはもとピンクレディーの増田恵子さんか・・・。

この間からの気温の乱高下で、理代子さんが風邪をひき、寝込んでいます。
風邪薬の飲みすぎかどうか、お腹も盛大に下していて、3kgばかり痩せて56kgだそうです。
それでも、一番痩せていた20歳代の頃は45kgしかなかったそうで、そんな数字、私は小学校一年生でとっくにクリアしていましたね。
わっはっは・・・。
本当は今日は、東京で、フィンランド人作曲家の青年と初対面の予定だったのですが、とても無理だということで、二日前にキャンセルしてもらいました。
早く新作のオペラの台本について語り合いたいのに、残念です。




7月6日(土)
池田理代子です。

既にお伝えしたかどうか、東京音楽大学に留学していた、フィンランド人の若い作曲家さんから頼まれて、オペラの台本を書きました。
それが、フィンランドの権威ある奨学金の審査を通って、彼は今、その台本に作曲するために、一年間の予定で日本に来ています。
一年間の生活費も出してもらえるうえに、その奨学金に通ったということで、別な奨学金も取ることが出来たそうです。
来週の半ばに、初めて彼と顔合わせをします。
若い才能の力になれることは、本当に嬉しいことです。

先日、山口さんが来てくれた日に一緒にバスで駅前まで行って、色々と用事を片付けて、久しぶりに街を歩いていたら、どこからともなく祭囃子の音が聞こえてきました。
音の出所を探しつつ歩いてみると、子供たちが、お祭りの本番に備えて太鼓など鳴り物の練習に励んでいるところでした。
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「年々子供が少なくなる」という声を聞きつつも、お祭りにはわざわざ熱海まで帰ってきてお神輿を担ぐ若者たちもまだまだいるという話を嬉しく聞きました。

村田は本日は『トムとジェリー』のスチール写真を撮るために東京に行っています。






2019年7月3日(水)
村田孝高です。

七月に入っても各地に大雨警戒警報が出ていて、落ち着きませんね。
現在私の実家がある広島は、大雨による土砂災害なども多いので、気が気ではありません。
今住んでいるこの熱海のマンション、元は大きなリゾートホテルだったので、海に突き出しており、後ろは道路一本隔てた山。
街からも離れており、一本道路で、避難警報なんか出ても、絶対外に出ない方がましという感じです。
ま、温泉の恩恵をこうむっているというのはそういうことだと諦めるしかありません。

先日東京で、秋川雅史さんが学生時代から主宰するアッキー会がありました。
急逝した友人を偲ぶ集まりで、彼は、今年のアッキー会の幹事でした。
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飲んだり食ったりしながら、若くして急逝した友人を偲びました。
私の一番仲の良い、学生時代の友人が、次の幹事をやることになりました。

秋川さんの息子で、14歳の風雅君のピアノリサイタルが、近々あります。
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ショパンの「英雄」や「ラ・カンパネラ」を始め、「ツィゴイネルワイゼン」では指揮者もこなします。
もちろんパパの薫陶を受けて、声楽もやります。
私は全然子供を持つ気は有りませんが、アッキーを見ていると、才能ある子供を持った楽しみというのもあるんだな・・・とも思わせられます。

7月1日から、『トムとジェリー』の稽古が始まりました。
何と今回、出演者の中に、元宝塚のトップスター湖月わたるさんがご一緒です。
理代子さんから「あったらよろしくね」と言われていたので、「池田さんから、よろしくとのことです」とご挨拶しました。
その時は、「あ・・・ああ、よろしく」という感じだったのですが、休憩時間にこちらにすっ飛んでこられて「池田さんて、池田理代子先生のこと!?」とすごく喜んでおられました。
今年1月の『ベルサイユのばら45』にも出演され、アンドレとフェルゼンを演じられました。
背がすらっと高く、発声もやっぱり違います。
今度は男役ではなく、女神役です。


posted by riyoko at 15:21| Comment(0) | 日記