10月30日(土)
池田理代子です。
大変ご無沙汰しています。
実は先日自宅のお風呂に入っていて、睡魔に襲われ、溺れそうになりました。
ごぼごぼとお湯を飲んで意識が戻ったのですが、どうもがいても立ち上がれず、またお湯を飲み、それでも睡魔が襲ってきてまたお湯を飲み・・・「このままでは溺れ死ぬ」と眠い中でとっさにバスタブの栓を抜き、そのまま二時間ばかり空のバスタブの中で眠ってしまいました。
外出から戻った村田の声で目を覚まして、バスタブから引き揚げてもらいました。
それで、彼が手すりを注文して付けてくれました。
年取ると、こうやって危険が家の中でもいっぱいなのですね。
それ以来、かなり体調がすぐれません。
真子さまと小室さんの結婚でも、私は小室佳代さんの昔の婚約者だったという男のことが気持ち悪くて、かなり精神的に参りました。
実は私も、昔付き合っていた男に30年以上も経って「会いたい」と付きまとわれ、恐怖を味わいました。
仕事先に、代理人という男が花束を持ってきたのですが、ちょうど村田が一緒だったので、厳しく追い返してくれ助かりました。
「池田は会いたくないと言っています」と言うと、「子供の使いじゃないんだ」とすごまれたそうで、「こちらも子供じゃないんだ」と追い返してくれたそうです。
一般的に男の方では昔の女に会いたいと思うのかもしれませんが、女の方は、絶対会いたくなんかないという気持ちの行き違いがあることを、マスコミも全然理解しないのでしょうか。
あの男は、何の理由があって佳代さんと「会いたい」とあれほどまでしつこく言っているのでしょうか。
彼女が弁護士を立てた以上、弁護士としか話はできないということは自明の理なのに、マスコミは、まるで佳代さんとあの男を何とか会わせたいと願っているような気がして、その穢いやり口に、他人事ながら自分まで過去の記憶がよみがえり精神的にかなり参りました。
若い二人をあれほどまで叩く前に、今頃になって昔付き合っていた女性に「会いたい」などと言い、週刊誌に記事を売った男を叩くべきだろうと思うのですが、不思議なことに、男の顔や名前は一切マスコミに出ませんね。
私は、三年半も離れたままで愛を貫いた若い二人を、ずっと応援しています。今後何があっても、です。