2021年12月19日

年末に何と色々な・・・

12月19日(水)
村田孝高です。

今年の年末は、火災や事故など悲劇が次々と襲ってくる印象です。
とどめが、今朝知った神田沙也加さんの死。
私の親しい青年といっときつきあっておられました。

茅ヶ崎での小田原オペラ『魔笛』の再演の稽古が始まっています。
先日は、音大の後輩のディナーショウの手伝いを頼まれて、東京で歌ってきました。
このご時世に、お申し込みを断らねばならないほどの人気だったそうです。
IMG-3787.JPG
広々として格調のある素晴らしい会場で、久々の舞台を楽しんできました。
東京にあのままいたら、とか、コロナがなかったら、とかあれこれ考えてしまいました。
前坂さんのディナーショウ.JPG
また別な日には、舞台でご一緒した方が紀伊国屋サザンシアターでのこまつ座の舞台に出られるということで、新宿まで駆けつけました。
珍しく理代子さんも「こまつ座の舞台なら見たい」とのことで、一緒に行きました。・・・が、紀伊国屋シアターに着いたら、「紀伊国屋サザンシアター」は別なところにあるとの案内で、ただでさえ遅れて着いたのがさらに遅れ、結局一幕は見逃して二幕から拝見することになりました。
IMG_20211219_0001.jpg
昔は結構大衆演劇の世界にハマっていたという理代子さんです。
私も、仕事柄、やっぱり生の舞台にとても心惹かれます。

ところで昨日の十八日は理代子さんの誕生日。
広島の母親からお祝いの「一鶴の鶏」が届くは、二ナスはじめいろいろな方からお祝いを頂いて、配達の方は大忙しでした。
夕方、以前に注文しておいたケーキを受け取りに行って、クリスマスと誕生祝を兼ねた夕食を頂きました。
IMG-3798.jpg
「来年は、わたし後期高齢者だね」と言っていました。
後期高齢者とは本当に身もふたもない嫌な言葉ですが、このご時世で、そこまで生きられたというのも素晴らしいことです。

ただ、長生きなどすると地球の悲惨な状態を見なくてはならないというのも事実です。
いずれ世界の人々は、飲み水にも困る事態に遭遇すると、テレビのドキュメンタリーでやっていました。
いや、もう既に地域によっては飲み水不足で暴動さえ起きているそうです。
地球温暖化、森林の伐採、森林火災、大規模農業や酪農が、地球の水を枯渇させていくそうです。
これからを生きる若い世代が、つくづく気の毒だと思います。
posted by riyoko at 18:07| Comment(0) | 日記

2021年12月14日

クリスマスのケーキが届きました

12月14日(火)
池田理代子です。

今日はとても寒くなりましたね。
そんな中、お知りあいから素敵なクリスマスのケーキが届きました。
実は私の親友の、お茶のお弟子さんで、昨年こんなケーキを作られたのを知って、厚かましく「私も来年は欲しい!!」とお願いしてしまったら、本当に作ってくださったのです。
IMG-3785.jpg
メルヘンの世界のようなお菓子の家です。
食べるのがもったいない、どうしよう・・・。
親友のところでは、裏側からお弟子さんたちと少しずつ頂いているそうです。

うちのベランダの下に生い茂っていた草木を伐採してくださった理事長さんが、クリスマスに合わせて、素敵なデコレーションを庭に施してくださいました。
うちは海に面していて、時に激しい風や雨の襲撃を受けることもあるので、デコレーションは諦めていたのですが、お陰様で、下を見おろすと素敵な光景が出現しました。
理事長さん、お疲れ様です。

また、ここ数年間、ずっと欲しいと思っていた白いソファがあって、先日漸く意を決して購入しました。
どうせそんなに先が長いわけではないので、やっぱり好きな家具に囲まれて日々を過ごしたいと思い、決心したのです。
IMG-3774.jpg
リビングが明るく美しくなりました。
私はできる限りこの家で、亡くなるまで暮らしたいと思っています。
まあ、そんな希望を持っていても、最後は病院でと言うことになるかも知れませんね。

ところで、来たる12月17日に、渋谷の「ヒューマントラスト澁谷」と、新宿の「シネマカリテ」で、『世界で一番美しい少年』という映画が封切りになります。
コロナ禍が起こる前に、私も撮影に参加したのですが、あのビスコンティ監督の『ヴェニスに死す』に美少年タジオ役で出演したビョルン・アンドレセンの人生の記録映画です。
IMG_20211214_0003.jpg
父が誰か分からず、母親も失くし祖母に育てられたビョルンは、監督に見いだされ、「世界で一番美しい少年」と言われてしまったばかりに、マスコミやファンにもみくちゃにされ、その後かれを保護する人もないまま、人生の生き方を教える人もないままに放り出され、苦難と悲しみに満ちた50年を送ってきました。

私は、60歳を過ぎたビョルン・アンドレセン氏と、桜の美しい季節に対談しました。
IMG_20211214_0002.jpg
「みんな、私の外見のことしか言わなかった。私は自分が何者なのか、見つけ出すために苦しんできた」と話す彼は、私には以前より素敵な大人になっていたと思われました。
「あなたは誰でもなく、あなた自身として素敵です」と申し上げたら、涙を浮かべてハグしてくれました。
この記録映画を、是非多くの人に見て頂きたいと思っています。
2018.4.13ビョルン対談.JPG
コロナが収まりかけて、ようやく色々な人に会えるようになったかと思ったら、また新たな変異株です。
でもマスクになれている日本人にとって、きっと通常の日々が戻ることと楽観しています。
こんな状態ですが、皆様、良いクリスマスをお過ごしくださいますように。




posted by riyoko at 18:25| Comment(4) | 日記