4月21日(木)
池田理代子です。
先日15日に豊洲で行われたイタリア歌曲サロンコンサート、26日の第九本番も近いのに、例によって森家さんの八面六臂の活躍のおかげで、大勢の皆様においでいただきました。
有難うございました。
身内の私が言うのもなんですが、当日の村田の歌は、これまでと比べて最も完成度が高く、素晴らしかったと思います。
耳の肥えていらっしゃる方々にも、とても評価が高かったです。
サプライズ参加の秋川雅史さんとは、お久しぶりで、色々とお話することがありました。年齢のせいか、それとも私が今まで気づかなかっただけなのか、とても話しやすくなられたな…という印象でした。
フィンランドから、私の書いたオペラ『眠る男』の若き作曲家のEetu君ご夫妻も来日していて、翌日は熱海まで二人で来てくれました。
有名な多賀蕎麦にて。
木宮神社の大楠の前で。
曇っていて富士山は見えませんでしたが、十国峠の展望台にて。
我が家にて。
今私の仕事場の窓のすぐそばは、藤の花の花盛りです。
このような時代ですが、花は、忘れずに咲いてくれます。
ホモサピエンスが滅びた後も、地球上ではさまざまな植物が繁茂するのでしょう。
24日からは、26日オーチャード第九の練習が始まります。
合唱でご出演の懐かしい仲間たち、頑張りましょう!!
ところで、仲間だった一人、井上葉子さんの訃報をお伝えせねばなりません。
二月のはじめ、北千住駅で、仕事帰りにクモ膜下出血で倒れ、そのまま21日に帰らぬ人となってしまいました。
連絡が取れなかったので心配して、私と山口さんと村田とで千葉県の家まで訪ね、それから安孫子警察署に行き、それから彼女が運び込まれたという病院に行き、そこから三日がかりで、漸く消息が分かりました。
身内ではないので、粘っても粘っても法律の壁に阻まれて、なかなか消息がつかめませんでした。
彼女にはただ一人の身内である従妹の方がおられるそうです。
この訃報に触れられたら、どうか足立区役所に保管されているというお骨を引き取ってあげてください。
中学生の頃から、私のところに出入りしていて、ずっと熱心なファンでした。
無縁仏にはしたくありません。