9月19日(月)
村田孝高です。
折角の連休ですが、台風が各地で猛威を振るっています。
熱海も、時折線状降水帯にかかって、寝ていられないほどの激しい雨音の襲撃を受けたりしています。
各地の被害にあわれている方々に、心からお見舞い申し上げます。
台風が接近しているとのニュースの中、16日には、六本木ヒルズ森タワー52階で、理代子さんの『ベルサイユのばら』誕生50周年の展覧会の内覧会が行われました。
私は、前日から車を運転して、理代子さんを東京まで運びました。
駅からずっとポスターが張られ、このコロナ禍の最中にもかかわらず、華やかな雰囲気を醸し出していました。
イベントとして、高橋愛さんとの対談やフォトセッションが、大勢のマスコミやテレビカメラの中で行われていました。
きっと女性たちの心をとらえるのは、グランドハイアット東京とコラボした、スイーツやシャンパンなどではないかと思います。
私の心をとらえたのは、以前、大相撲の東京場所で、国技館に出された懸賞幕の実物が展示されていたことです。
翌日は、病院での用事を済ませ、折角東京に出てきているので、亡き播磨屋(吉右衛門さん)の追善公演をやっている歌舞伎座に足を運びました。
吉右衛門さんがご存命の頃は、私一人でも駆けつけるほど吉右衛門さんの芸が好きだったのですが、亡くなられてからは、すっかり歌舞伎座からは足が遠のいていました。
夫人にもお会いでき、色々とお話をできたのが何より嬉しかったです。
吉右衛門さんを失った歌舞伎界の損失は、本当に大きいことを、改めて実感しました。
喪失と言えば、今日は、英国のエリザベス女王の国葬が行われました。
ウェストミンスターでの儀式を見ながら、これからは、イギリス国教会のみを基本とする統治は難しくなるだろうと感じました。
もしかしたら参列者の中には、異教徒たちも結構参列しているかもしれないのに、こんなにイエス・キリストを前面に押し出す儀式には、違和感を持つ人も少なからずある筈ではなかろうかと感じたことでした。
旧英連邦に組み込まれてきた国々の反応も、やはり様々で、エリザベス女王個人の魅力とお人柄で保たれてきた様々なことが、これから表立って現れてくるのではないだろうかと懸念しています。
それにしても、国葬とは、こうして国民の皆がこぞってその死を惜しむ人にふさわしいものであるべきだと、改めて感じました。
熱海に帰ったら、もと宝塚男役トップの凰稀かなめさんからお祝いの花が届いていました。