2022年10月27日

すっかり寒くなりましたね

10月27日(木)
池田理代子です。

大勢の方が、六本木森ビルでの50周年記念展覧会に行って下さっているようで、とても嬉しく、有難く、お礼申し上げます。
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先日は、久しぶりにドレスコードのあるパーティに行ってまいりました。
ロックフェラーJr.ご夫妻主催の着席ディナーのパーティで、村田が歌わせて頂くことになっていたので、森家ご夫妻をお誘いして、珍しくロングのドレスを着て行ってまいりました。
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ピアノは、高名な岡崎ゆみさん。
『バチカンから日本へ』のコンサートでもいつもご一緒させていただいています。
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ディナーの前のカクテルパーティタイムでは、色々なお知りあいとお話ができました。
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着席ディナーとはいえ、みんな立ち上がっては名刺交換に忙しく、あまりの騒がしさに、私のすぐ後ろで立って大きな声で喋っていらっしゃった方には「夫が歌っているので、少し静かにお願いします」と文句を言ってしまったほどでした。
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むかし私が、立食のパーティで歌わせていただいたときは、やはりピアノ伴奏もかき消されて歌を途中でやめるような羽目になってしまったこともありましたが、着席のディナーで、これほど多くの人が、ディナーそっちのけで歩き回って挨拶しまくっているパーティは、初めてでした。

この日は、夜遅くなったので、会場となったホテルに一泊して帰ったのですが、なんと私は、キャリーバッグを持ってエスカレーターに乗り、最後の降り際で、見事に後ろに倒れてしまい、エスカレーターのステップで後頭部と背中をしたたかに打って、一瞬失神してしまいました。
後から来ていた村田が抱き起してくれ、その後ちょうどかかりつけの先生のクリニックが傍だったので、そちらに運ばれて、診察を受け点滴を打ってもらい、その後頭部CTスキャンを受けました。

本日結果が出て、頭蓋骨も中身も怪我はないことを告げられ、ほっと胸をなでおろしたところです。
もう一人ではエスカレーターには乗らないようにしようと固く決心しました。

週が明けて火曜日には、以前からお約束していたオペラ仲間の羽山晃生・弘子ご夫妻が熱海に来られ、ご一緒にお喋りとシャンペンと海の幸のご馳走で、夜遅くまで楽しいひと時を過ごしました。
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生憎海の幸の店はみな、コロナで夜の営業をしていなかったり、営業自体をしていなかったりでしたが、いつも行きつけの来宮にあるレストランで、素晴らしい魚介尽くしのイタリアンを堪能することができました。

新鮮なお魚のカルパッチョはもちろんのこと、この、伊勢海老のスパゲティ・ペペロンチーノには、ただ仰天!
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この季節の間に暫く通いたいと思ったほどの美味しさでした。

けれども世界に目を向けてみれば、こんなお食事が楽しめるような環境ではない場所が多くあります。
私のような年齢に達したものはまだいいとして、これからをこの地球で生きていかねばならない多くの若い世代の人々が、本当に気の毒でなりません。
ただただ、平和を祈るしかない身です。

posted by riyoko at 19:52| Comment(0) | 日記

2022年10月07日

何という異常気象!

10月7日(金)
池田理代子です。

今日は何と、日中11℃、12月の気温だそうです。
ぷにちゃんが私にすり寄ってきて離れませんし、少し暖房を入れています。

先日、九月場所の千秋楽には、何年かぶりで、佐渡が嶽部屋の千秋楽パーティが開かれ、懐かしさいっぱいで村田と二人参加いたしました。
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親方もお変わりなく、立派な体格と美男ぶり、そしてずっと応援している力士さんたちと親しくお話しできて、幸せな時間を過ごしました。
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「お坊ちゃま」こと琴ノ若関も、いよいよ三役入りが近いかという活躍を見せてくれています。
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こちらは「おにいちゃん」こと、琴太豪さん。
いや、実は少女のころ、長女だった私は「おにいちゃん」が欲しくて欲しくて、その頃に思い描いていたお兄ちゃん像にそっくりなお相撲さんで、ずっと早く関取になられる日が来るのを応援していたのですが、そのことをお伝えしたのですが。
こんなおばさんに言われてもねえ・・・笑ってくださいました。
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引退され、断髪式を待つばかりの元大関琴奨菊、秀の山親方ともお話しできました。
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村田の父の三回忌も、広島で無事に済ませました。
広島の実家滞在中に、飼い犬のベルギーシェパード「くう」ちゃんが、脾臓の腫瘍を取る手術があり、私も動物病院までお供しました。
が、私など何の役にも立たず、ただ茫然と見ていただけでした。
大きな犬は、車や手術台に載せるだけでも二人がかりの大仕事です。
でも、日頃家の中にいて、お母さんの杏子さんに甘えっぱなしのくうちゃんは、手術後入院ができなくて、鳴いてばかりいるので「家に連れて帰ってくれ」と病院から言われたとかで、うちの甘えん坊のぷにと変わらないな、と、思わず微笑ましくなりました。

村田は、今月の21日、横浜グランドインターコンチネンタルホテルでの記念のディナーショウに出演いたします。
ロックフェラー財団がやっているイベントに、ピアニストの岡崎ゆみさんからお呼びがかかり、歌わせていただくことになりました。

また、今年12月18日に、和光オペラで秩父事件を扱った日本語のオペラに、山形有朋役で出演するので、今日から稽古に和光まで通っています。
下手をすると、車で往復七時間の道のりです。

翌日の19日には、『バチカンから日本へ』の大イベントの総合プロデューサー・榛葉昌寛さんの掛川でのディナーショウにも、出演させていただきます。
こちらは『カルメン』をやられるとかで、村田は定番のエスカミーリョで出演させていただきます。

『ベルばら50周年』の展覧会で、関連する取材などが続き、暫く短歌を詠むような静かな精神状態ではありませんでした。
でも先日、『河野裕子短歌賞』で、私も入選に選ばせていただいた歌人の方から、歌集をお送りいただき、久方ぶりに短歌と向き合っています。

今NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出てくる、三代将軍・源実朝の『金槐和歌集』がとても好きなので、また読み返したりしています。
あの時代は、技巧を凝らした雅な歌が中心だった中、実朝の歌を見た藤原定家は、「何の技巧もない、見たままを歌った万葉集のようだ」と評したそうですが、私は実朝の歌のそういうところがとても好きです。
大海に轟き砕け散る波、はるかに沖に見える小島、風にはらはらと葉から落ちる露・・・大らかで心に響く金槐和歌集です。

posted by riyoko at 20:09| Comment(0) | 日記