2022年12月14日

ご心配おかけしました

12月14日(水)
池田理代子です。

ここのところ転んだりすることが多く、怪我ばかりしています。
仕事にも差支えがあり、版画のサインなどの締め切りを伸ばしていただいたりして、ご迷惑をおかけしています。

また、色々な皆様から、ご心配のお声をいただき、本当に恐縮しています。

昨日、行きつけのクリニックで詳しく見ていただき、大変痛い注射もされました。
お陰様で、少し指の自由が利くようになりました。

秩父事件を描いた和光でのオペラ『秩父晩鐘』、悲劇を描いた暗い物語にもかかわらず、思いのほかのチケットお申し込みをいただき、とてもありがたく嬉しく、心より感謝申し上げます。
2022.12.18秩父晩鐘.jpg
時間的にゆとりがなかったので、お申込みいただいた方にはすべて、当日受付にチケットを置かせていただくことになっております。これからのお申込みご希望の方にも、当日受付での置きチケットとさせていただきます。

さて、18日の『秩父晩鐘』が終わったら、村田孝高はすぐに熱海に戻り、その足で、掛川での榛葉さんのディナーショウに出演するために移動します。
オペラ『椿姫』のジェルモン役を歌うためです。
ヴィオレッタには、辰巳拓郎さんのお嬢さん、真理恵ちゃんが挑戦します。
私は、いつも通り森家ご夫妻をお誘いして泊りがけで行くことになっています。
何やらクリスマスプレゼントもあるらしく、私にもベルばらグッズを提供してほしいと依頼がありました。
何を持っていこうかな・・・と考えているところです。

年が明けて、1月25日には、久しぶりに私も歌わせていただくコンサートが、東京・表参道で開かれます。
20231,25カワイ表参道.jpg
青島広志先生からお声がけいただいて、18:30から、河合楽器表参道のコンサートサロン「パウゼ」にて、行われますので、後援会員の皆様方には近々ご案内する予定ですが、お席に限りがありますので、早めにご予約をご希望の方は、お名前やご住所、電話番号などをお書きの上、いつものファックス0557-68-1180か、メールでbaranomuse@gmail.comまでお申し込みください。
こちらは3,500円で、申し訳ございませんが後援会員チケット割引はございませんのでご了承ください。

先日の赤坂迎賓館のために、怠けていた声帯を起こし、ゆっくりとレッスンも開始したので、その上、青島先生との楽しいトークもありますので、今から自分自身楽しみにしています。
急に寒くなってまいりました。
どうぞ皆さま、お体に気を付けて、よいクリスマスをお迎えください。

あちこち日本の各地でのクリスマスマーケットのニュース映像などを見るたびに、「この中に、クリスチャンは何人くらいいるのかしら・・・?」と考えてしまう私です。
私がヨーロッパで体験した、本当にイエス・キリストの生誕を待ち望みお祝いするクリスマス・マーケットとは、ちょっと趣が違う気がします。





posted by riyoko at 17:46| Comment(0) | 日記

2022年12月08日

慌ただしい一年でした

12月8日(木)
村田孝高です。
慌ただしく師走となりました。

今年一番の自分にとってのトピックスは、何と言っても、理代子さんが下りエスカレーターであおむけに転んで、頭を強く打ったことです。
それなのに、あれから程ないついこの間、何とまたまた、転んで後頭部を打ち右手の骨を怪我したりあちこち打って、よろよろしています。
身の回りは危険がいっぱいなのだということを、しっかり認識させてもらいました。

昨年は、私の敬愛する人間国宝・中村吉右衛門さんがみまかられ、大変なショックを受けました。
2022.9.17吉右衛門追善歌舞伎.jpg
今年、その吉右衛門さんを偲ぶ会がホテルオークラでしめやかに行われ、理代子さんと二人で行ってまいりました。
2022.11.21吉右衛門さんを偲ぶ会.jpg
奥様の知沙さんと、少しお話ができて、自分の中でいくらか気持ちの整理の付くものがありました。
吉右衛門さんを失った歌舞伎界が、今後どうなっていくのか、何よりも自分が、歌舞伎への興味を失っていくのではないかと気持ちが沈みます。

そんな中、赤坂迎賓館での岸田総理主催の夕食会でのコンサート、何とか無事に終えることができました。
ピアノ伴奏に、岡崎ゆみさんをお願いしての贅沢なコンサートでした。
しかし、やっぱり理代子さんが一緒なので、決して無事にとはいきませんでした。

何と何と、ドレスの背中のファスナーがバンッと見事に壊れてしまい、安全ピンでとめようと格闘するもうまくいかず、汗だくで焦りました。
「大丈夫よ、上からショール羽織るから」と、本人はいたって暢気にしていましたが、係の人から「背中空いていますよ」と指摘されていました。
まったく、どこへいっても必ず何かやらかしてくれる人です。

たしかに正面からは、背中が開いているのは見えませんが・・・。
2022.12.02赤坂迎賓館廊下.jpg
最後に、岸田総理と短い時間でしたが広島の話ができて、午後三時に迎賓館に到着してから長い長い一日が終わったのは、夜の十時近くでした。
総理秘書官の森まさこ氏が、理代子さんの歌に感激して、「47歳から音大に行かれても、あそこまで歌えるようになるのね。世の女性たちの励みになります」と、まじめに目を潤ませておられました。

12月に入り、そろそろ家の中の整理もしなくてはなりませんが、私は18日、19日と二つの舞台を抱えていて、それに怪我人の理代子さんも抱えていて、稽古にもいかねばならないし、気持ちが落ち着きません。
和光での『秩父晩鐘』、遠いところにもかかわらず、チケットのお申し込みをくださった方たちもあり、本当に有り難く、心から感謝申し上げます。
私の出番は本当に少しなので、申し訳ない思いでいっぱいですが、秩父事件のことに少しでも関心を持っていただければ、大変嬉しいことです。

昨年フィンランドで、初演オペラ『眠る男』に出演いたしましたが、作曲者のエートゥ君から、「自宅の庭に雪が積もりました」と、写真が送られてきました。
2022.11.10エートゥ君からフィンランドの庭に雪が.JPG
この季節、日本からはオーロラを見に行く人が多いみたいです。

posted by riyoko at 15:54| Comment(0) | 日記