1月31日(火)
村田孝高です。
早くも一月も終わろうとしています。
25日の、カワイ表参道での青島広志先生とのコンサートも無事に終わりました。
少女漫画にめちゃめちゃ造詣がお深い青島先生から、理代子さんは逆に少女漫画家さんの近況などを教えていただくことが多かったみたいです。
これ、リゴレットの「悪魔め、鬼め」というアリアを歌っているところですが、すごい怖いですね。
ま、愛する娘をさらわれ凌辱された父親の歌ですから、このくらいの迫力はいりますね。
いつも私どもを支援してくださるお客様たちも、130席という近い距離でのコンサートと楽しいトークに、大満足でお帰りになりました。
コンサートの前日から東京入りして、コンサートの翌日には3/12の北とぴあでのオペレッタ『こうもり』の稽古、そしてその翌日には、岡崎ゆみさんとご友人との会食ということで、結局私は東京に四泊いたしました。
理代子さんは、ぷにが心配で、一度熱海に戻り、また東京に出てくるという強行軍でした。
1月27日のこの会食は、私の50歳の誕生日でもあり、いつも何かしらで忙しくしていて誕生日などあまり祝ってもらったことはないのですが、この日は、素晴らしい花束やプレゼントをはじめ、アッと驚くばかりの素晴らしい趣向を凝らしたケーキが用意されていて、10年分くらいのお祝いをしていただいたような豪華さでした。
50歳などとは自分でも実感が湧きませんが、バリトンにとっては、これからの10年間が勝負の時期です。
いつもコンサートやオペラにおいで下さる皆様に、本当に満足していただける歌が歌えるよう、日々精進を続けてまいります。
どうぞ、変わらぬ応援をよろしくお願いします。
オペレッタの最高峰と言われる『こうもり』、私は、すっかり持ち役となった「刑務所長フランク」で、また、二幕のオルロフスキー公爵(なんと、宝塚のベルばらでジェローデルをおやりになり、その後、東京芸大声楽科に学ばれた三ツ矢直生さんがなさいます)の屋敷での豪華なパーティのシーンで、理代子さんが、パーティにゲストで呼ばれた歌手という役柄で出演します。
ぼちぼちご案内をお送りさせていただいているところです。
15年前の『こうもり』の稽古場で、初めて理代子さんと知り合いになった、思い出深い舞台です。
今年は二月の終わりから三月初めにかけてのカンボジアや、四月の第九、五月の香川県でのコンサートなど、少しずつ、以前の忙しさが戻ってきています。
久しぶりに戻ってきた私の横に、ぷにがピタッと引っ付いて嬉しそうです。
ただ単に、暖かいからに過ぎないとは思いますが。