2023年02月13日

鬱陶しいお天気が続きます

2月13日(月)
池田理代子です。

熱海は、雪こそ降りませんでしたが、毎日すっきりしない日々が続いており、気分も沈みがちです。
しかも今、マンションが大規模修繕に入っており、窓という窓はすっぽりと足場とビニールで覆われているので、余計に憂鬱です。

でも、マンションはこうした管理こそが大切で、管理組合がしっかりしていて予算を確保していることが一番だと思います。

先日、迎賓館で歌って、背中のファスナーがぶちっと開いてしまったドレスですが、意外に早く修繕から戻ってきました。
出入りのクリーニング屋さんがとてもよくしてくださって、舞台衣装などの修繕もお願いでき、とても助かっています。
2022.12.02赤坂迎賓館廊下.jpg
あの日の夜に、岸田総理と一緒に迎賓館入口で撮った記念写真を、漸く主催者からお送りいただきました。
広島の共通のお知り合いのことで、村田は話が弾んでいました。
右端の女性は、森まさこ総理秘書官です。
2022.12.25迎賓館総理と.jpg
さて、2月25日には、京都芸術大学外苑キャンパスで、フランス人の専門家の方とマリー・アントワネットについての対談をいたします。
京都芸術大学とのことだったので、前日から京都に入ろうと予定を立てていましたが、何と、東京にある外苑キャンパスなのだそうです。
2023.2.25「京都芸術大学マリー・アントワネットトーク』.jpg
私はてっきり、京都にも外苑というところがあるのだとばかり思いこんでいて、あわや京都に行ってしまうところでした。

先日、私が個人的に今世紀の日本で最も優れた知の巨人のお一人と思っていた、立花隆さんのことをテレビでやっていました。
若い時から、人間とは何か、死とは何か、生きる意味とは何かを、本業のジャーナリストとしてのお仕事と合わせて考え続けてこられましたが、年齢を重ねるにつれ、「死すべき存在」としての人間への興味を一層深められ、結局あのような死を選ばれた方でした。

この頃私もますます、「この世に生まれる」というのは「死ぬために生きている」と考えるようになり、いつ死んでもいい準備をするようにしています。
「生きる」ということと「死ぬ」ということは結局同じことなのだと考えたら、「ではどのように生きればいいのか」が「どのように死ぬのか」と同義語だとの思いを日々強くしています。

でも、うちは村田が25歳年下なので、彼を一人にして置いていくのだけが辛いです。いい人を見つけてくれるといいのですが。
「余計なお世話じゃ!」と怒られています。ですよねー。

先だって、珍しく街中を歩いていて、こんなものを見つけました。
2022081015370000.jpg
ひっそりと建っていますが、名水百選にも選ばれている熱海三大源泉の一つだそうです。

posted by riyoko at 16:47| Comment(0) | 日記

2023年02月07日

立春も過ぎました

2月7日(火)
池田理代子です。

来月、3/12のオペレッタ『こうもり』に、早速にお申し込みをいただき、有難うございます。
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2023.3.12こうもり裏.jpg
いよいよ稽古もたけなわ、ゲスト歌手として一場面登場するだけの私も、少し緊張してきました。
お申込みいただいた方たちには順次チケットをお送りしております。

さて、四月の第九合唱に申し込まれた方から、お問い合わせもいただいておりますが、何しろ主催者がまだチラシも何もできていない状態のようで、決まっているのは4/13と4/14に合唱練習とオーケストラ合わせがあるということだけです。
チケットは今月の末には出来上がってくるそうですので、もろもろ、決定事項や注意事項などを、チケットとともに順次お送りいたしますので、焦らずお待ちください。

こちらからお送りするチケットは、送付状況が追跡できるように簡易書留でお送りしておりますが、必ずお留守などでお受け取りにならない方があり、戻ってくるものが何件かあります。
お電話でご連絡をさし上げても、繋がらない電話が多く、秘書の山口さんも苦労しています。
どうぞこちらからの簡易書留や電話には必ず対処してくださいますようお願い申し上げます。
私は主催者ではありませんが、一応郵便代その他はこちらもちで対応させていただいていますので、無駄が出ないようにご協力お願いいたします。

さて先日村田は、知り合いの掛川の幼稚園に頼まれて、午前・午後のコンサートに出演してきました
2023.2.4掛川幼稚園.jpg
昔、さる幼稚園にソプラノさんの助っ人で出演した時、村田が登場したとたん、前の子が「怖いよー」と泣き出し、それが園児たちみんなに広がって収拾がつかなくなったことがあり、今回も、とても心配していたのですが、今回はオンブラ・マイ・フを歌いだしたときに一瞬ざわざわとした程度で無事に済み、たくさんの園児たちからの手作りの折り紙や花や、可愛い絵などをいただいて、帰ってきました。
2023.2.4幼稚園の皆さんから.jpg
今の子供たちは、まずあんな大きな体のひげ面に慣れていないこと、そして、オペラのバリトン歌手の大音量を経験していないことなどもあって、初めて間近で聞くオペラの唱法は、大変な衝撃のようです。

それはイタリアでも同じで、その時は教会でのコンサートのついでに頼まれて行った小学校だったのですが、イタリアだというのに、子供たちはおろか、若い先生たちでさえ、「オペラ」というものを見たことがなかったそうで、「ああ、イタリアよ、お前もか」と、世界的なオペラの衰退に危機感を覚えたものでした。
何と言ってもイタリアでも客席には、ご老人ばかりのこの頃です。

いつも私どもの舞台においで下さる若い方たちは、大変に貴重な存在で、有難く嬉しく感謝申し上げております。
それと、どうかご年配(失礼!)の皆様が、一人でも多くの若い世代の方々をお誘いくださいますよう、期待しております。
このままでは、オペラはいつか衰退してこの世からなくなってしまうのでは・・・と、本気で危惧しているこの頃の私です。

音楽大学でも、純粋なクラシックだけでは経営が成り立たず、ミュージカル科とかポップス科などを設置して苦労しているようです。

熱海では、桜は既に満開を超え、散り始めています。
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posted by riyoko at 14:57| Comment(0) | 日記