3月25日(土)
池田理代子です。
春分も過ぎて、桜も満開を過ぎて菜の花の黄色がまぶしい春となりましたが、昨日も今日も、うすら寒い雨が降っています。
ばたばたとしていて、出たり入ったりが続いて、ここしばらく短歌を詠む時間も持てずにいます。
そんな中、イベントの主催者から頂いたお花に添えられていた緑に、ほら、こんなかわいいエンドウ豆が実っているのに気が付きました。
ついこの間初日を迎えたと思った大相撲大阪場所も、いつの間にかもう明日には千秋楽です。
WBC,大相撲、春のセンバツ高校野球、フィギュアスケート、ノルディック、カーリングと続いて、なんだか昔に比べて、スポーツの大きな大会が増えたような気がしています。
先日の北とぴあでの、オペレッタ協会45周年記念公演『こうもり』終演後の写真を頂いていました。
今頃気が付いて、いかに余裕のない日々を送っていたかがよくわかります。
30年以上も前に作って、芸術劇場で『フィガロの結婚』の伯爵夫人をやったり、イタリアで、ベルばらパレードをやったり(なんと、二台のパトカーの先導付き!)、その他色々と役に立ってくれたこのドレス、いい歳をして気恥ずかしいのですが、思い出がいっぱいあって、処分しようにも叶わず、結局熱海まで持ってきてしまい、今回久しぶりに恥ずかしげもなく着る羽目と相成りました。
『こうもり』では、元宝塚のベルばらでジェローデル役を最後に退団され、東京芸大に入って声楽を勉強された、三ツ矢直生さんと、久々にお会いして、あまりの懐かしさに、本番の舞台の上で、演出になかったのに、しっかりと抱き合ってしまいました!
そういう演出なのだと、きっと皆さん思われたことでしょう。
大富豪オルロフスキー公爵の役は、彼女にぴったりでした。
いつも後ろで私たちの歌を支えてくれる、ピアニストの太刀川琴絵さんと。
今、山口さんが、来月の17日に卑弥呼役の江口さんがお召しになる衣裳を縫ってくれています。
仮縫い段階で見せてもらいましたが、あまりの素晴らしい出来に、今から楽しみでなりません。
今月31日に、成城にある辰巳真理恵さんのスタジオで、主たる出演者の合わせがあり、その時に着ていただくのが楽しみです。
私をはじめ、元の『真夏に第九を歌う会』の選抜メンバーが、卑弥呼の侍女役で、少しだけですが歌います。
4月17日のオペラと第九が終わると、五月には香川県のレオマワールドで、村田と二人、「愛とばら」をテーマにした無料コンサートをいたします。
なんと、ちょうど同じような時期に、高知県では、先日東京で開かれた『ベルばら50周年展』が巡回しています。
連休でもあり、いい季節なので、是非お遊びがてらいらしてください。