5月10日(水)
池田理代子です。
この長い連休の間、仕事で行き来しなくてはならない人たちにとっては、交通手段を確保するうえでも、本当に不便な日々だったのでは?
予め準備しておくというのがとても苦手な私は、行き当たりばったりで動いていました。
4/17の第九の後の東北チャリティ公演の様子が、新聞に出たり、NHKで一部放送されたりしました。
先月の三重県立文化センターでの講演から始まって、今まで、よくチケットが取れたものだと思います。
しかし、池田プロのオフィシャル掲示板にもメール頂いていた通り、三重県立文化センターは、ものすごく立派な会場で、音響もよく、立派にオペラがやれそうなところでした。
5/6の丸亀のレオマリゾートでの、『ベルばらガーデン』オープニングセレモニーとそれに続くコンサート、野外だったのですが、風邪は渦巻くわ、雨は降りだすわ、皆さん施設から貸し出して下さったカッパを着て、それでも最後まで歌を聞いてくださいました。
何と言っても、会場からは村田が育ったところが見渡せ、讃岐富士など懐かしかったことでしょう。
涼しげな顔をして歌ってはいますが、自分でセットした髪は乱れるわ、ドレスに雨がかかるし、雨音でPPはかき消されそうになるし・・・でも、200人の皆さんがずっと聴いていてくださったのには、本当に感謝です。
村田はこの間隙を縫って、広島での『椿姫』の稽古と、東京での『シラノ・ド・ベルジュラック』の稽古で、ほとんど自宅には帰らず行ったり来たりしていました。
よく新幹線のチケットを取れたものだと思います。
自宅には今、ピアノのある音楽室の改造工事が入っていて、九時から工事の方がいらっしゃいます。
玄関ドアを開けてさし上げて、それからまたお昼までひと眠りしています。
この工事が終われば、夥しい楽譜がようやく片付きます。
どうして初めからそうしなかったのか、今頃自分の愚かしさに歯ぎしりする思いです。
6月にはまた、オランダ大使館をはじめ色々とコンサートが入っています。
歌うためによく食べるようになり、少し体に肉がついてきました。
いつまで歌い続けるんだろうかと、我ながら不安です。
でも、レッスンを続けていれば、必ず喉は応えてくれます。
皆さんのお手元に、『後援会だより』は届いていますでしょうか?