10月18日(金)
池田理代子です。
朝夕がめっきり冷え込むのに、昼間の気温は依然として高い日が多く、風邪を引いていらっしゃる方が増えましたね。
かくいう私も持病の膀胱炎に加え、歯の痛み、風邪と、三重苦にめげています。
先日は、何年ぶりかで、あまりの歯の痛みに耐えかねて、かかりつけのお医者様のご紹介で、歯医者さんに行ってきました。
紹介状を書いていただいたので、なんと当日即診療していただくことができ、ラッキーでした。
かかりつけの歯医者さんがいないと、本当に不安で、ずるずると診察していただくのを伸ばすものですが、先生のご紹介となれば、もう否も応もなく、ただ「痛くされないですか」と繰り返し、まな板の鯉となりました。
これから暫く通うことになる歯医者さんがみつかって、本当にラッキーです。
レントゲンをとられ、まだすべて自分の歯が揃っている私、「驚くほど立派な歯ですね。日本人でもこんな立派な歯、1%くらいしかいませんよ」と褒められ、それなのに手入れを怠ってきた自分を恥じ、付き添ってくれた村田と帰途につきました。
聞くところによると、ちゃんとしている人は半年に一度くらいは歯石を取って頂くのだそうです。
反省しています。
歯は、歌い手にとって体形の次に大切なものです。
一本欠けても、発声が変わってしまいます。
若い頃から一本欠けていた村田は、今となっては発声が変わってしまうのが怖くて、差し歯を入れることができません。
この頃、すっかり売れっ子になってきた彼は、どうするんだろうかと心配になるくらい、卑弥呼の稽古の合間に名古屋に行ったり、兵庫に行ったり、秋田に行ったり、もちろん東京や横浜でも、と、忙しくしています。
少し痩せた?
一番太っていた頃より15kgほど痩せたそうです。
それぞれの舞台の合わせもあるので、一緒にお夕飯を食べる日がめっきり減りました。
料理をしなくて済む私は楽ですが、その分、私もまともに食べなくなるので、栄養状態がお互いに心配なところです。
先日は、久しぶりに私も一緒の舞台に立ちました。
久しぶりだと、着られるドレスがなくなっていたりして、慌ててしまいます。
歳をとると、体重は減っていても、思いもよらないところに肉がついているものなのですね。
しかもこの日は、靴を持ってくるのを忘れ、焦りまくりました。
山口さん、有難う!
いつも、東北の季節の味覚を贈って下さる、最上川特産の社長の芳賀さんから、なんとこのたび、天然鮎が届きました。
この間の山形の洪水を心配していたのですが、最上川の支流の寒河川で釣れた、希少な天然の鮎だそうです。
私は、養殖の鮎は駄目なくせに、天然の鮎だと美味しくいただける生意気な奴なので、焼いて頂くのが楽しみです。
芳賀さんとは、もう若い頃からの「日本旅行作家協会」という団体でのお知り合いですが、途絶えることのない誠実なお付き合いをしてくださる、何人かのお知り合いのお一人です。
私自身は、忙しさにかまけ、決してまめにご連絡したり出来ない駄目な人間ですが、こんな私に、何人か、変わらぬお付き合いをしてくださる方たちがいることを、本当に有り難く思っています。