2013年03月14日

2013年3月の日記

3月26日(火)
すっかりご無沙汰してしまいました。
オペラ『トゥーランドット』二日間無事に終了しました。
大勢のお客様において頂き、また23日の方には、遠く東京からもわざわざ来ていただき、皆さんに心から感謝です。
長いこと歌い手をやっていて、「聞いてくださるお客様があってこその歌い手」ということを、この頃しみじみ感じます。
これまではどちらかというと、自分がどう歌うか、どう上手くなっていくか、という事の方を、優先的に考えていたような気がします。
勿論それが一番大切なことなのですが、それだけだったらアマチュアと同じで、「それならお風呂で歌ってれば?」という感じですね。
やはり、聞いてくださるお客様があってこそのプロの歌い手なんです。
演技でも声でも、そのことを大事にしながら本番に臨んでいます。
リュウが死んで、ティムールが嘆き悲しむ場面でも、両日とも、そこで皆さんが涙が止まらなかったと言って下さって、やはり凄く嬉しかったです。
目の見えない人の演技では、先日、八王子の車人形を操る方にお聞きした話しが、凄く参考になりました。こちらの西川古柳座の人形とは、7月に、西本智実さんの指揮で、『蝶々夫人』でご一緒します。
イメージ 1
 
東京に帰って、すぐに次は、4月11日にかなっくホールでのオペラ『ドン・ジョヴァンニがあるので、休む暇もなくレッスンしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3月18日(月)
広島でのオペラ『トゥーランドット』の本番が近いため、先週からこちらの実家に来ています。
私は23,24日の両日、カラフ王子のお父さん、韃靼の国王ティムールをやります。目が見えないという設定なので、動きに苦労しています。
今日は雨と風でひどい天気ですが、午後から稽古があるので、昨日に引き続き出かけなくてはなりません。
もうこの頃になると出演者は毎日のように稽古で、東京からの出演者も殆んどこちらに移動です。
このままオーケストラ合わせ、場当たり、ゲネプロと突入するのです。
毎年、この広島のオペラには、東京から、支援して下さっている方々がツァーを組んで見に来てくださいます。私のオペラを肴に、近くの観光名所をあちこち回られるのです。
この時期、まだまだ美味しい牡蠣が食べられる、川沿いの洒落たレストランもありますし、厳島神社はいつ行っても、何回行っても飽きないですし。
皆さんも、良かったら是非おいで下さい。
 
 
3月14日(木)
昨日の強風で巻き上げられた埃も、雨で少し落ち着き、症状が大分楽になってきました。
この季節はいつも花粉や黄砂などに悩まされますが、今年は特にひどいですね。
不思議なことに歌い始めると、症状はぴたりと治まるのですが、それでも本調子という訳には行きません。
他のオペラ歌手の方々も、どんなに咳が出ていても、舞台に出るとぴたっと治まるという方が多いです。
本当に不思議です。
車椅子で立てない役者さんでも、舞台にはしっかり立って出られる方もあります。
人間の精神力の不思議を、いつも感じます。
 
 
3月13日(水)
HPではなかなかヒットしなかったのですが、ブログにしたとたんに、結構色々な方から訪問していただき、びっくりしています。
先日広島に稽古に行って帰ってきてすぐ、新国立歌劇場のオペラ『アイーダ』の初日に行って来ました。
妻屋さん、堀内さん、相変わらず素晴らしかったです。
また、新国立初登場という、アイーダ役のラトニア・ムーアと、アムネリス役のマリアンネ・コルネッティも、ちょっと驚かされるような声量で、なおかつ美声の持ち主でした。
初日には必ずいらっしゃるというお知り合いの方を始め、知っている方たちに沢山お会いしました。
先日の中劇場での『ロビンソン・クルーソー』を振られた石坂先生にもお会いして、ご挨拶できました。
ただ、広島のせいなのか、その後の東京の砂埃のせいなのか、くしゃみや目のかゆみ、頭痛などがひどくなって、風邪みたいな症状になってしまいました。
今日は心ならずも、オペレッタ『こうもり』の稽古はお休みにさせていただきました。
薬を飲んで様子を見ています。
皆さんも、くれぐれもお大事に。
 
 
2013年3月8日(金) 
3月になり、ようやく春めいてきました。
特にこの二、三日はびっくりするような陽気でしたね。
でも、心なしか花粉も増えたようで、くしゃみや目のかゆさを感じます。
今日は、4月13日に香川県の宇多津町で開かれるコンサートの一回目の合わせがありました。
ピアニストの飯坂純さんは、新国立歌劇場の音楽スタッフでもあり、本業は指揮者なので、色々な点で音楽的な示唆や提案を頂き、とても充実した合わせの時間となりました。
フルートの中村忠さんは日本を代表するフルート奏者で、またパーカッションの吉田千香さんは舞台に指導にと大活躍中の若手です。
\¤\᡼\¸ 3\¤\᡼\¸ 2\¤\᡼\¸ 1                                                                      皆さんのお陰で、イタリア古典歌曲やオペラアリアから古い日本語の歌まで、素晴らしいプログラムが完成し、四国の皆さんには大いに喜んでいただけるような演奏会になると思います。
最後に共演の池田理代子さんと、何と宝塚ナンバーの「愛あればこそ」まで歌います。
 
posted by riyoko at 14:03| Comment(0) | 日記
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