1月31日(水)
麗らかないい日ですが、昨日は熱海にも雪がちらほら降りました。
まだオペラ本番の疲れは残っていますが、久しぶりに車で近所までドライブしました。
桜祭りが終わって、もう梅まつりをやっているので、有名な熱海の梅園を一度は見てみたいと思い、出かけました。
花はまだ三分咲き位で、やっぱり東風吹かねば梅も匂い起こす気にならんのだなと実感。
うちのぷにに似た風情の、丸くて可愛らしい白梅がほころんでいました。



雪もちらついてきたので、ま、とても今日は富士山は無理だろうと思いつつ三島に向かい、丹奈トンネルの方に上りました。
案の定厚い雲に覆われ、富士山は見えませんでしたが、三島で『村の駅』をみつけ、美味しそうな地物野菜ととれたて卵を買ってきました。

三島のニトリで、懸案だった洗面所の下に置くボックスを探し、それを組み立てて一日が終わりました。

洗面所は、洗面ボウルからタオル掛け、ミラーキャビネットまで、昨年一生懸命ネットや展示場で探し、自分たちでデザインして作ってもらった拘りのパーツだったので、洗面台の下がそれなりに完成して、満足です。


歌えばまたイルカの親子がすぐそばまで来てくれるかと、今日も歌ってみましたが、今日はカモメと釣り人の姿しか見えません。
1月29日(月)
池田理代子です。
昨日は、村田孝高の藤原歌劇団本公演デビューを観に行くため、二日続けて東京に出ました。
いつかはこの劇場で、と願っていた上野の東京文化会館、多くの世界中の名歌手たちが歌った本格的なオペラ劇場でのデビューに、通いなれた劇場ですが上野駅の公園口改札を出た時から、私まで心が弾みます。



多くのお知り合いが駆けつけて下さり、お祝いを言ってくださいました。
久しぶりに会うピアニストの岡崎由美ちゃんも素敵な毛皮のコートで。
友人は、とっておきの作家物の紬の着物で。


演出のマルコ・ガンディー二氏は、わざわざ私のイラスト集を買って持ってきてくださり、そこにサインをして、舞台についても色々と興味深い、演出家ならではのお話を伺うことができました。

終演後の楽屋での関係者の打ち上げにもちょっとお邪魔させていただき、沢山の懐かしい面々にご挨拶することができました。
特に、広島でいつも村田とご一緒させて頂いていて、今では藤原歌劇団を代表するトップテナーとなったカニオ役の藤田卓也くんとも、久しぶりの対面でした。


山口県出身の彼は、私が一昨年暮れに山口県でぷにを拾った話に、心なし目を潤ませて聞き入ってくれました。
私たちが『真夏の第九』合唱団をやっていた頃、お願いして上京していただき、サントリーホールでテノールソロをやっていただきました。
あの若かった青年が、今では二児のパパだそうです。
村田はそのあとの歌い手だけの打ち上げに出ましたが、てっきり帰りは翌朝だと思っていたら、何と駅の階段を一段飛ばしで駆け上がり、熱海に停まる最終のこだまに飛び乗って帰ってきました。
ちゃんと打ちあがらなかったらしく、朝まで寝付けない様子でした。
実は本番前日の自分の誕生日、私の留守に一人で歌っていると、驚いたことにバルコニー前の海にイルカの親子がやってきて遊んでいたそうです。
一人誕生日を慰めに来てくれたのか、明日のデビューをお祝いしに来てくれたのか、「今日はあまり声を出しすぎないように」という私の忠告を伝えに来てくれたのか・・・いずれにしても、地元の人もなかなか見たことがないというイルカの親子連れでした。
そのうちにクジラもやって来るかも知れません。
下田あたりではかつて捕鯨もやっていたそうですし。
私はさすがに二日連続での上京に疲れ、今日は珍しく頭痛がしています。
1月27日((土))
池田理代子です。
今日は、オリンピックセンターで、ロッシーニの『ミサ・ソレムニス』の合唱稽古もあり、大相撲初場所観戦がてら、久々に東京に出かけました。
横綱三人に、宇良、栃煌山などといったお相撲さんも休場で、今場所は春から寂しい限りですが、それでも国技館は連日満員札止めの熱気に満ちていました。
元麒麟児の北陣親方が、今年65歳で定年退職されるので、できたら挨拶がしたいと思ったのですが、私が国技館に着いた頃にはすでに帰られた後でした。
北陣親方は、私の中学の後輩なんです。
いつものお茶屋さんの女将さんとツーショットで。
宝塚の元トップスター常花代さんです。

親しい友人たちとも、少女に戻って飲んで食べて大声出して・・・。

栃ノ心がきょう勝てば、優勝が決まるという一戦もあり、国技館内はものすごい声援と拍手。
外国人力士の優勝に、日本人観客がどういう反応を示すか、実は少し心配でもあったのですが、そんな心配も全く杞憂の、私が今まで見たこともない満場の鳴りやまない拍手に、日本人も捨てたものではないとちょっと嬉しかったりして。
大けがをして幕下にまで陥落し、長い間苦労の多かった栃ノ心の30歳での初優勝に、胸が熱くなりました。
感動の冷めやらぬままその足で、合唱稽古の会場に駆けつけました。
こちらの方も、飯田先生の楽しいご指導のお陰で、特に、三月にイタリアに行く方たちが,熱心に最後の仕上げにかかっていました。

私は、ミサ・ソレを歌いながら、「あ、今日は声の響きがいいぞ!」と、自分で何か声の通り道をつかめたような気がして気を良くしていたのですが、後で考えると、国技館でさんざん大声を出して発声練習をしていったからに過ぎないのではという気がします。
明日も東京文化会館大ホールでお会いするという方たちも多くいらっしゃいました。
皆様、連日有難うございます。
実は今日は村田孝高の45歳の誕生日でした。
明日の本番に備えて、一人焼き肉をしたそうです。
1月22日(月)
いつもは青くきらきら光っている海が、今朝はこんな風でした。


昼の部と夜の部と二コマの稽古で上野の文化会館に出かけましたが、さすがに夜の部の稽古は「トリ」という連絡をもらいました。
14:00に稽古が始まってしばらくすると、予定時間より早めに帰宅との知らせが。
帰りの新幹線こだまも、雪のせいでかなり遅れましたが、熱海駅に着いてみると何と何と何と・・・!!
雪なんかまったくなく雨が降っているだけ。
うおおおお、やっぱり熱海は暖かいんだ!!
場当たりと舞台稽古、二組みっちり通すつもりでいた演出家のマルコ・ガンディー二氏も、気炎をそがれがっかりしていた様子でした。舞台稽古は明日に延期です。
四年前、理代子さんが新国立中劇場でオペラ『ミレイユ』初演の演出をした日も、今日のような大雪の日で、おいで下さった皆さん、帰りの足にそれはそれは苦労されましたっけ。
1月20日((土))
上野の文化会館での藤原歌劇団デビュー公演も、あと一週間となりました。
通し稽古も終え、一昨日はオーケストラ合わせでした。
私は、オーケストラ合わせの時などは、やはり指揮者やオケの皆さんに敬意を表して、必ずネクタイを締めていくことにしているのですが、こんな人種も、もう希少種となりつつありますね。
この日も、総監督の折江先生がおいでになり、発声での注意点などいろいろとアドヴァイスを頂きました。
自分でも気が付かないうちに、緊張で身体を固くしていたようでした。
昨日はまた久々のオフ。
熱海市街を流れる糸川の桜がもう咲いたと、テレビのニュースでやっていたので、見に行きました。
前から、いつ咲くかいつ咲くかと待っていたので、テレビに先を越されたのは癪に障ります。
テレビで流れると、やっぱり人出も多くて、観光バスで来ていた一団もありました。
陽当たりのいいところで五分咲き位、まだまだ今月いっぱい楽しめそうです。


可愛らしいメジロがいっぱい花の蜜を吸いに来ていました。
川沿いに、いろんな趣向を凝らした湧水の彫刻があって、これも楽しめます。


一番愉快だったのは、川沿いの『ベルばら』という名前の花屋さん。
作者と、桜と、ベルばらで。

私は、本番前の稽古中はアルコールを飲まないようにしていますが、先日買い物に行った際に見つけた「熱海ビール」、好奇心に勝てず買ってしまいました。
なかなか美味しかったです。
ちょっと捨てるのが惜しいようなラベルの瓶です。
駅前のビルに成城石井が入っているので、今度チーズでも探しに行こうかと思っています。

さてさて、今日から稽古場が、本番のホールである上野の文化会館に移ります。
理代子さんは『ベルばらエピソード』を完結させて、暫く休養できるみたいです。
1月16日(火)
池田理代子です。
昨日は、久方ぶりに上京しました。
メインの仕事は品川法人会での講演だったのですが、なかなかそうは気軽に東京に出ることもなくなってしまったので、ついでと言っては何ですが、色々な用事も足してきました。
もちろん、マーガレットの「べルばらエピソード」の最終回の前半をお渡しせねばならなかったり、さるブランドとのコラボのために書いた大きめのカラー原稿二枚の締め切りでもあったので、会社の違うお二人の担当の方に東京駅のホームまで来ていただき、無事にお渡しすることができました。
全く面識のないお二人の担当さん、ひかり号がホームに着くころには何となく「そうじゃないかな・・・」というような感じで、お互いに認識されていたようです。
新年が明けて初めて、久しぶりに森家さんのところにもお邪魔しました。
昨年から、私のために買っておいたという猫の食器を頂きに、そして、森家さんのお友達が私のために編んでくださったという手袋もいただきに。
猫ちゃんの食器、あまりに可愛らしくて、とてもこの上から料理を盛りつけたりできない感じです。

手編みの貴重な手袋は、たまたま私が身に着けていった上着の襟や下げていたカバンとカラーコーディネイトしたかのような美しい紫色で、手首が長くて本当に暖かいです。


品川法人会では、講演会に向けて舞台に美しいスタンド花を用意してくださり、とても綺麗だったので、何本か包んでいただいて持ち帰らせていただきました。

ところで一昨日、14日は、恒例の熱海の新年最初の花火大会でした。
私の住んでいるマンションのロビーから眺めたのですが、なかなか上手く写真にとることはできませんでしたね。

これからも、最低でも月に一度、多い時は二度くらいあるそうなので、楽しみです。
しかし何のためにこんなに花火大会ばかりやっているのか、真相はわかりません。
日馬富士も伊之助さんもいない寂しい大相撲が始まりました。
貴乃花親方は、本当はモンゴル人力士が嫌いで、貴ノ岩のことも取りたくなかったとおっしゃっていたのに、どうして今になって急に「愛弟子」などと仰っているのでしょうか。
貴乃花部屋を訴えている貴斗士の事件は一体どうなってしまったのでしょうか。
1月13日((土))
昨日は午後の部と夜の部の長い時間の稽古でした。
稽古場に、総監督の折江忠道先生が顔を出され、色々とダメ出しをしてくださったり温かい励ましの言葉をかけて下さったり・・・。
予期していなかったことだったので、緊張で焦りまくりました(汗)
今日は夜からの稽古なので、昼間少し用足しに東京までひとっぱしり行ってきました。
帰ってきたら家の前のベランダから面白い光景が。
何か獲物を下げて飛んでいるトンビを、カラス二羽が追いかけていて、そのうちトンビが獲物を落としてしまい、「おのれー」とばかりにカラスたちに猛然と襲い掛かったところ、今度は大群に増えたカラスが再びトンビを襲って仕返ししていました。
まったく、ひとのとったもの盗んでおいて、仁義なき戦いやのお。
以前も、目の前を飛んでいる大きな甲虫をカモメがパクっと仕留めたかと思ったら、それを後ろからトンビが横取りという空中戦を見たことがあります。
ここにいたら、双眼鏡買おうという気になります。
2月11日12日の東広島でのオペラ『椿姫』の情報を、コンサートのお知らせページにアップさせていただきました。

こちらへのお申し込みでチケットが10%割引になりますので、広島近辺の方は是非いらしてください。
アルフレードの父親ジェルモンというのは、歌うところも多く、しかもその歌が、実は至難のアリアがあるのですが、私はそれを両日歌います。
慣れている役とはいえ、両日は初めてのことで、先日理代子さんが伊豆高原の小林研一郎マエストロにその話をしたら「ジェルモンを二日は、それは大変ですねえ」と仰っていたとか。
頑張りますっ!
1月11日(木)
池田理代子です。
寒いですね。
あまりの寒さに、今日などは夕方と夜と二回も温泉に入ってしまいました。
寝る前にざぶんと温まりに来るという方も結構いらっしゃいます。
マーガレットの『ベルばらエピソード』ともうひとつ、さるブランドとのコラボレーションの締め切りがダブルで迫ってきて、外出もせずにひたすら仕事机にかじりついています。
マーガレットの方は今回、62ページという大量のページ数です。
ずっと足を踏ん張って書いているらしく、暫くすると膝や股関節が痛くなって我慢できなくなるほどです。
村田孝高も、いよいよ迫ってきた藤原歌劇団本公演の稽古に連日通っています。
お陰様でチケットも、予想をはるかに上回る枚数を捌くことができ、本当に後援会はじめ皆様の温かいご支援に感謝しております。
演出上の効果のため、「髭をそるな、髪も切るな」と言われていて、現在は何だか全体的にクマのようになっています。
起きたら頭が「イワトビペンギン」のようになっていたので、ちょっと面白くて写真を撮りました。

これからますます厳しい寒波がやってくるとか、積雪の被害がひどいことになりませんようにお祈り申し上げます。
インフルエンザにもどうぞお気を付けてください。
1月9日(火)
ずっと広島で2/11,12のオペラ『椿姫』の稽古に出ており、昨日の朝飛行機で戻ってきて、ちょっと仮眠をとって、すぐに藤原のオペラ『ナヴァラの娘』の稽古に飛んでいきました。
連休最終日できっと混んでいるだろうと、箱根を通って行ったのですが、やっぱりこっちも混んでいました。
藤原のオペラに、沢山のチケットお申し込みを頂きまして、本当に有難うございます。
熱海はやはり東京や神奈川からすると、夜は3℃くらい気温が高いです。
もう梅のつぼみがちらほらとほころんでいます。

有名な熱海梅園が満開になる日が待ち遠しいです。
今日は稽古も休み、久しぶりに昼過ぎまでゆっくりと寝させてもらいました。
1月6日((土))
池田理代子です。
明けましておめでとうございます。
今年もこちらのブログをよろしくお願いいたします。
昨日は熱海にも雪が来そうな薄寒さでしたが、今日は打って変わっての晴天で、海が美しいです。
うちの前の岩礁のあたりに、たくさんのカモメが群れて漁をしています。

いつもは釣り船や漁船の周囲を「何かちょうだい」とばかりに飛び回って、あわよくばおこぼれをと狙っているのですが、自分で漁もするのだと初めて認識しました。
見ていると結構上手に狩りをするものです。
昨日は、「炎のコバケン」こと、小林研一郎マエストロがご夫妻で伊豆高原にご滞在だというので、奥様の櫻子さんに誘われて宿までお邪魔をしてまいりました。
ご一緒にお食事を頂き温泉にも入って、しばしの楽しい時間を過ごさせていただきました。
マエストロには、私が来ることは内緒のサプライズだったらしく、一瞬訳が分からないご様子できょとんとしていらっしゃいましたが、暫くぶりの再会だったので、思わず二人で固くハグしあってしまいました。
うちに一番近い伊豆急の伊豆多賀駅から鈍行列車に乗って30分くらいで伊豆高原駅に到着します。


伊豆多賀は寂しい無人駅ですが、ちょっと風情のある駅です。
うちから近いことは近いのですが、ものすごく急峻な坂の上り道となります。
総じて熱海は坂が多いので、この頃すこしずつふくらはぎに筋肉がついてきたような気がします。
お留守番していたぷにたんは、置いて行った紙袋とかビニール袋で一人遊びしていたらしい様子でしたが、私が帰ってからはずっと付きまとって離れませんでした。
お正月を新居で越し、少しずつ熱海に馴れつつあります。
今年もどうぞよろしくお願いします。
2018年1月4日(木)
明けましておめでとうございます。
昨年中はこのブログにも、そして私の舞台にも、皆さんでおいでいただきまして、温かい声援を送っていただきました。
皆さんの応援のお陰で、日々の稽古にも、そして舞台にも励むことができます。
本当に有難うございます。
そしてまた今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は、1/28に上野文化会館での藤原歌劇団本公演にいよいよデビューさせていただきます。
そして2/11,2/12には二日連続で広島公演の『椿姫』に、父親ジェルモンをやらせていただきます。
東京での稽古に出たり、飛行機で広島の稽古に通ったりと、年末から新年早々にかけ忙しくしております。
お正月は三日間、理代子さんの高校一年生の時からの(だから55年来の)親友が、熱海まで泊りがけで来てくれました。
二人で仲良く温泉に浸かり、積もる話に花を咲かせておられた様でした。
三人で、毎年お送りいただいている特別な大吟醸で作ったお屠蘇を頂き、年々ショボくなっていく理代子さんのお節を頂き、お友達のお持たせの酢バスを頂き、朝から晩まで飲み続け食べ続けました。
二日はお屠蘇とお節の後、熱海から一駅の来宮神社まで初詣に出かけました。

みんな箱根駅伝を見てから一斉に出てくるらしくて、我々の後からどかどかっと人で混みあい始めました。
来宮神社神社は、樹齢2,000年を超えるという霊験あらたかな大楠がありこの大木の周りを一回りすると一年寿命が延びると言われているそうです。


普段は静かな神社ですが、この日ばかりは色々な店も出て、なかなかの賑わいでした。
昨年はオペラの稽古が一月一日からあって、とても初詣どころではなかったので、久しぶりの正月らしい正月が過ごせました。
三人でおみくじも引いて、私は大吉でした。
それも、ちょっと人には見せられないくらいなものすごい大吉で、胸がドキドキするほどでした。
理代子さんは末吉で、「人に逆らわず感謝して過ごしなさい」と戒めの言葉が出でいました。
やっぱりね。よく噛み締めてほしいものです。
帰りの伊豆急線、珍しいキンメダイの車両が停まりました!

そのあとは熱海の賑やかな商店街を散策して、例の熱海プリンにも並んでゲットしました。
老舗の菓子屋で葛切りと黍餅の善哉も楽しみました。
あ、そうだ、熱海のマスコットキャラ「熱男くん」の顔出しもやっていました。

ソプラノツグミさんに見せて、ショックを与えてあげたいとか。
熱海にはこんなとんでもない熱男がいるよー!!
ああ、ショック受けるだろうなぁ・・・。
その日はスーパームーン、うちのすぐ前の海でもムーンロードが美しく見え、暮れに頂いたシャンパンを開けて、月見酒と洒落こんでみました。

三日目はおとなしく厳かに、裏千家新春熱海茶会と洒落こんで、リビングで普段着での立礼を、お茶の師匠である理代子さんの友人が教えてくれました。

はじめは濃茶、そしてお薄と本格的なやり方を教えていただきました。
建水や釜などの道具は間に合わせでしたが、お茶碗と茶杓柄杓お抹茶と干菓子は、本格的なものを用意して、私も久しぶりにお手前に挑戦してみました。

お茶を始めて50年、学校の教師を退職して師匠になって20年、教養もあり茶道にも本当に通じておられて、弟子思いで、真の意味での茶人だと思いました。
リンクしている『松風庵日記』を是非ご覧ください。
初めからこういう師匠につくことができたらどんなにか幸福だろうかと思った次第です。
理代子さんの友人が帰られて、今日は二人で地元の神様である「多賀神社」にお参りしてきました。
ここの住人になりましたという挨拶も兼ねて。
静謐感漂う、すがすがしい神社でした。

そのあとはまた熱海駅前に出て、近頃できたこ洒落たパン屋で、朝食のパンを買いました。

こうして、少しずつ住民になっていくのですね。
さあ、明日からまたオペラの稽古です。
理代子さんも、何やらフランスのブランドとのコラボの仕事を抱えていて忙しそうにしています。
今年も、我々だけでなく皆さんにとって、そして世界の人々にとって、良い年になりますように。
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