12月31日(水)
村田孝高です。
上演が決まっていた舞台が、コロナ禍ですべて中止となり、今年は皆様にお目にかかる機会もないままに、一年が暮れようとしています。
12月26日の、小田原オペラ『魔笛』の追加公演が無事に終わり、私の一年も終わろうとしています。
大勢、お知り合いが亡くなりました。
羽田雄一郎さんは、オペラが大好きで、私の公演にはいつも、チケットをたくさんお買い求めくださって来てくださいました。
あの人懐こい笑顔が、今も忘れられません。
それから、上皇后さまとお親しい方が、亡くなられました。
いつも私たちのことを気にかけて下さり、何くれとなく手作りのジャムやふりかけなどお送り下さっていました。
背筋がピンと伸びて、気品のあるたたずまいが素敵な方でした。
これからという年齢のテノール歌手も、突然鬼籍に入りました。
寂しい一年で、理代子さんも精神的にかなり参っているみたいで、お正月の支度どころではないみたいです。
私は、理代子さんに書いてもらったメモを片手に買い出しに出かけ、それから大掃除をし、松と千両と、山形特産の啓翁櫻を飾り終え、一息ついたところです。
クリスマスにはまだ、色々と料理の盛り付けをしてテーブルの飾りつけもして、お祝いする元気がありました。
理代子さんはさすがにもう何もする元気がない様子。
でも、今夜は年越しそばを頂きます。
ほっとしたのもつかの間、今日の東京は、何と1300人越えの感染者だとか。
恐ろしいことです。
医療崩壊が迫ってきています。
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