2月28日(日)
村田孝高です。
広島での『蝶々夫人』を無事に終え、そのあとPCR検査で陰性も確認してから、ようやく熱海に帰って参りました。
こちらは、23日のヤマドリ役です。
今回は、何と20日間も家を留守にしました。
稽古に通っていた間に、甥たちが代わる代わるやって来て、実家は賑やかでした。
帰ってみたら、皆様からのオーチャードホールへのお申し込みも沢山いただいており、本当に有り難いことと、感謝の念に堪えません。
フィンランドから郵便で、8月の初演オペラ『眠る男』の分厚い楽譜も届いていました。
日本語での上演とはいえ、7月からの稽古で向こうに入る時には、暗譜という条件なので、これから頑張らねば。
あちらのオペラプロダクションは、この新作オペラを、ヨーロッパの別な国々でも上演すべく、既に働きかけておられるようです。
日本でも、いずれやってほしいものと思っています。
それから、上野千鶴子さんや永田和宏先生など、日本のトップクラスの知識人たちが執筆された『学問の自由が危ない』という本も届いていて、大変深く面白い内容で、一気に読ませて頂きました。
例の学術会議問題を論じたものです。
心から共感させられた本でした。
昨日は、迫力のある大きな満月でした。
この時期のは、スノームーンと呼ぶのだそうで、うちのベランダからはっきり見えました。
帰って来て、目の前に広がる海を見ると、ああ、わが家に帰ってきたという実感が湧きます。
長いこと実家にいて賑やかだったので、一人になった母親が心配です。
理代子さんの足の指は、だいぶましになっていましたが、まだ靴がはける状態ではないようです。
よく次から次へと、色んなことをやらかしてくれる人です。
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