2024年01月11日

元旦から大変な年になりました

1月11日(木)
池田理代子です。

今年は、雲もない見事な初日の出が撮れて、喜んでもう一寝入りしたら、起きてから大変な災害のことを知りました。
ことしこそ・・・と思っていらっしゃった方も多かったと思いますが、何と言う歳明けになってしまったのでしょうか。
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夜遅い温泉に独り浸かっていると、被災地の方々を招いてあげたいな・・・と思われてなりません。

この分ではきっと箱根駅伝も中止だね、と村田と二人話していたのですが、こちらは無事に敢行され、村田の甥が在籍している青山学院大学が、雪辱を果たしました。

実は大みそかに、眠る前に、珍しくこんなスパークリングワインを空けました。
『オテッロ』と言う名前の付いたスパークリングワインで、「来年は、オテッロのイヤーゴの役が来るといいな」とゲンを担いで栓を抜いたのですが、果たしてどうなることでしょうか。
2023.12.31死ぬほど美味しいオてっろ .jpg
今年は6日から初オペラで、以前だったら歌舞音曲はすべて中止になるところでしたが、何とか幕を開け、多くの皆様が足を運んでくださいました。

テノールではなくバリトンですが、珍しく、イオランタ姫の許婚者と言う役どころで二枚目の役でした。
美しいアリアが一曲ありました。
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この初オペラの終演後、打ち上げに出て、彼はそのまま、松戸にある佐渡が嶽部屋での二所ノ関一門の合同稽古に出かけました。
いや、もちろん見学ですよ!
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二所ノ関一門稽古.JPG
琴ノ若はもちろんのこと、大関の霧島関をはじめ、竜電、高安、玉鷲といった名だたる力士たちが、激しいぶつかり稽古をする様は、壮観だったそうです。
親方に「やってみたくなったでしょ」と言われ、あわや回しを締めさせられそうになったとか。
乗せられてやっていたら、きっと全身骨折して帰ってきたことでしょう。
大勢ひしめいているお相撲さんたちが、みんな村田のことを「え?」と二度見したそうで、最後に玉鷲関から「かっこいいですね、何やってる人ですか?」と聞かれたとか。
オペラ歌手だというと、とても納得していただけたそう。

この後二月に入ると12日に紀伊国屋サザンシアターで、百人一首の成り立ちの秘密を描く新作オペラ『たましづめ』、村田は、隠岐に流されて怨念の塊となっている後鳥羽上皇の役です。
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似合いすぎていて、想像するだに恐ろしい感じです。
お陰様でこちらのチケットは完売となりました。有難うございます。
それが終わるとすぐに、広島での『カルメン』で、持ち役の闘牛士エスカミーリョを演じます。
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そして、それが終わると3月9日には、いよいよ世界的ピアニスト・岡崎ゆみさんの紀尾井ホールでのピアノリサイタルに客演として呼ばれていて、「イタリア」をテーマに、かなりの曲数を歌うことになっています。
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お陰様でこちらの舞台のS席チケットは完売となりました。有難うございました。
A席チケットはまだありますので、どうぞお申し込みをお待ちしております。
なんと、この音楽会が終わると、その夜に、村田はすぐ羽田からイタリアに向けて飛び立たねばなりません。
ペーザロとバチカンでの第九のソロイストが待っているのです。
今年は、アルトソロを大和悠河さんが歌います。

51歳を迎えて、聞く方々の誰もが認めて下さる円熟の歌声となってきた村田ですが、バリトンの華ともいうべき50歳代をどうか有意義に生きて活躍してほしいと願わずにはいられません。
この円熟の歌声を、私は最後まで聞き届けられるかな・・・?
もっと早く知り合えばよかったと、詮方ないことを考えたりします。
posted by riyoko at 16:59| Comment(0) | 日記
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