6月28日(土)
池田理代子です。
来たる7月5日の奈良100年会館での、オペラ『女王卑弥呼』、抜粋公演ですが、ちゃんと衣裳もつけていただき、私は、ナビゲーターとして参加いたします。
国際フォーラム版と違って、強力な上演委員会も出来、スポンサーもついての安心な(私にとって)公演につながる報道が、色々な新聞などに出ていましたね。
チケットは、私の方では取り扱っておりませんので、どうぞ会館にお問い合わせください。
国際フォーラムの時は、本当に何の宣伝も出来ず実行委員会などの組織もなく、お知り合いへの口コミだけで、あれほど大勢の皆様においでいただきました。
今でもまだ夢の中にいるようです。
私が強くこだわった舞台装置など、美術さんが予算と相談しながら予想以上に素晴らしいものに仕上げて下さり、また、昔からの古いお付き合いの照明さんが、昔と変わらない執拗なまでのこだわりで素晴らしい舞台照明が出来上がりました。
また、プロジェクションマッピングで背景を映し出して下さった会社の方も、私以上のこだわりで、目を見張るような背景が出来上がりました。
こういったことなどの打ち合わせに、打ち合わせ会場の時間が終わってしまい、寒い中を近所の公園に場所を移して、スマホのライトで侃々諤々の話し合いを持ったことなど、懐かしく思い出されます。
こちらは昨年のダニエレ・アジマン氏指揮による抜粋。
卑弥呼侍女たちの衣裳が見事です。
出演者の方々はもちろんのこと、裏方の衣裳さんやヘアメイクさんなどまで、この世界初演公演のために、想像を絶するほどの熱心さで動いて下さったことなどが本当に有り難く、スサノオの村田のバンに荷物を積み込むまでお手伝いいただいたこと、感謝してもしきれません。
演目の最後には、客席総立ちでいつまでも続く拍手とブラボーを頂いたこと、もはや夢の中の出来事のようです。
当初50人くらいで予約してあった打ち上げのレストランに80人を超す方々が参加くださり、予算の心配をしながらも、私は本当に嬉しい悲鳴でした。
その後、指揮者の純先生を交え、明け方の四時近くまで、二次会、三次会とお喋りを続けたこと、忘れられない思い出となりました。
舞台の美しさは、言葉に尽くせないほどで、また、秘書の山口さんが三年をかけて縫ってくれた衣裳の数々の素晴らしさも、永遠に私の手元に残り、今後様々な場所での公演に使うことができるのが、何よりも嬉しいことです。既に新国立などの舞台に使いたいと、貸し出しのお申し出も頂戴しています。
出演者の皆さんがそれぞれにインスタグラムなどで写真をアップしていらっしゃると思いますので、そちらにも訪問してみてくださいね。
こちらは、村田ファンの方が作って下さった生成AIのスサノオです。
ところで、六月と言うと、私は昨年の六月九日、村田孝高がニューヨークのカーネギーホールで、こちらも、満席のお客様のスタンディングオベーションを頂いたリサイタルが思い出されます。
「カーネギーなんて、金だしゃ誰でもやれるんだよ」と、心無い言葉を投げる人もありましたが、カーネギーホールには、大・中・小と三つのホールがあり、確かに小ホールは、お金さえ出せばだれでも使えるそうですが、中ホールの『ザンケルホール』は、とても厳しい審査があり、共演のピアニスト・岡崎ゆみさんが「ザンケルでやるのに、過去の経歴とか色々、審査を通すのにどれだけの書類を送ったか」と憤慨していらっしゃいました。
ザンケルホールがあれほど聴衆でいっぱいになったのも、初めてのことと、ホール側のスタッフさんが(英語で)仰っていました。
六月は、私にとって特別な月として思い出に残りそうです。
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