2025年05月18日

ああああ、こんなに大変なこと

5月18日(日)
池田理代子です。

オペラ『女王卑弥呼』チケット販売、通常稽古、の他に、スタッフ会議、劇場への打ち合わせなどが入ってきて、皆さんについていけてない私です。
理解できない言葉が飛び交っています。
でも、お陰様でとても美しい素晴らしい舞台になりそうです。
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チケットは、ぴあとかには一切出さず、私と秘書の山口さんとで一枚一枚手売りしました。
それでも何とか、みっともなくないくらいには席を埋めることが出来ています。
6/6は、VIP,SSともに完売です。
6/5は、VIPは完売、SSが残り僅か。
S,A,Bは、幾らか残席がございます。

ファックスが不調なので、お席のお申し込みはメールからお願いできると確実(?といっても対応するのは私なので、保証はできないかも)です。
お電話でのチケットお申し込みは受け付けておりませんので、ご注意ください。

先日は初めてバレエの方々が入って下さいました。
美しくかっこよかったです。

また、村の楽隊さんたちおばさん四名、舞台慣れしている方たちばかりなので、何の指示もなくても、とても素晴らしい動きでした。

殺陣も、「やっぱり男の人はチャンバラが好きなのねー」と思わせてくれるくらいに固まってきました。
勿論、ご専門の赤川さんのご指導の賜物ですが。

私は珍しく当日皆様にお配りするパンフレットに苦労しています。
このあと字幕原稿も書かなくてはならないのにー。

ぷにちゃんは、毎日ほぼ不在になる私と村田に、きっと寂しい思いをしていると思います。
私達のお布団にくるまって暮らしています。
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私は、柏市のマンホールをかたどった可愛らしいポーチにお薬とか色々入れて、重宝しています。
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2025年05月08日

新緑が美しい季節です

5月8日(木)
池田理代子です。
前回の更新からずいぶんな時間が経ってしまいました。

熱海は、桜が咲いてから梅が咲き、そしてまた桜が咲いて、私の仕事部屋の窓からは山藤が美しいです。
体中がむせ返り癒される新緑の季節となり、それなのに、時々暴風雨があったりして、変なお天気ですね。
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二月末から始まったオペラ『女王卑弥呼』の立ち稽古、早くも佳境を迎え、今は、稽古の他に舞台監督さん、照明さん、映像さん、美術さんなどとの打ち合わせも入って、「イエデゴロゴロ」と生きていた私の体が驚いています。
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稽古場で私がうろうろ動くと、この間なんか、場ミリと言って、舞台の大きさのままにテープやひもで印をつけて演技をしていただくのですが、その紐に足を引っかけ顔からべちゃっと激しく転んでしまい、暫く起き上がれませんでした。
魏の高官・張政役の小幡淳平君が、顔の打撲を冷やすための冷たい珈琲缶を買ってきてくれたりして、皆さんには本当に迷惑をかけています。
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何と言っても、チケットぴあとかに出すわけでなく、私と山口さんで一枚一枚チケットを手売りしてきましたが、それも、まあみっともなくないくらいには座席が埋まってきました。
とはいえ、まだまだお席はございますので、ご興味のある方はお急ぎくださいね。

浜離宮朝日ホールで、若い方たちのためのオペラの舞台を主催していた頃には、村田がスタッフさんがやるようなことを全部やってくれ、二トントラックまで運転してくれて、それを当然のように思っていた私ですが、今回は、最近とみに売れっ子になってきた村田が、次から次に舞台が続き、なかなか卑弥呼にかかりきりと言う訳にもいかない状態です。

2/24に広島アステールプラザでオペレッタ『こうもり』に出演したかと思うと、帰郷してすぐに徳島でのコンサートにはいり、帰ってきたと思ったら新宿オペラ『ジャンニスキッキ』の稽古および本番、それから4月六日には、オペラ『トスカ』の悪役スカルピア(やたらに歌う場所が多い)、その後別なオペラのプッチーニ三部作の『外套』の稽古および本番、その後一週間も空かないうちにヴェルディのレクイエムバリトンソロ、やれやれと思ったら息つく暇もなく、日本青年館でのミュージカル『ベートーヴェン』の第九ソロを七日間。
何とこの後は五月二十四日の『アイーダ』の父親役で、稽古も含め二回広島に入ります。



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この空いている時間に、卑弥呼の稽古に入ってくれ、馬鹿でかい声でスサノヲを歌ってくれたり、兵士の武器などの小道具を注文してくれたり、たまに帰ってくればぷにのお世話をして、どちらかと言うと、熱海より東京にずっと滞在のソフト別居でした。



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勿論途中で喉の具合もおかしくなり、お医者様通い。

まだ若いからこんなこともできるのでしょうけれど、もう私は早くも倒れる寸前です。

倒れる寸前と言えば、昨年12月からずっと四か月も続いていた激しい咳にたまりかねて、ついに熱海の大きな総合病院に行き、CTを撮ってもらったり、 検査をしたり肺の音を聞いていただいたり、・・・で、お薬の他についにステロイドも出していただきました。
これで、嘘みたいに咳は収まり、この晩からやっと夜眠れるようになりました。
ああ、つらかった。

卑弥呼の稽古は、ソリストさんの他に村人や村の楽隊、侍女さんたちも入ると50人を超す人数になり、いずれこれに魏の兵士のバレエ10人が入ってきます。
とても一人で捌ける人数ではないのですが、演出助手のさっちんが、大きな声でてきぱきとよくやって下さいます。

何よりも、衣裳制作の他に皆さんからのチケット注文を受けたり、稽古場所の確保、休憩時間の軽食を用意したり稽古費を用意したりと言う山口さんの他に、出演者やスタッフさんへの連絡を一手に引き受けてくれる卑弥呼侍女@の今西さんの助けがなければ、ここまでは来られなかったことでしょう。
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私は、漸くプログラムの原稿を印刷所に出し、これから、字幕原稿を書くところです。

どうぞ皆さま、自画自賛の素晴らしいオペラ『女王卑弥呼』をお楽しみに!
ファックス申込:0557-68-1180
Email:baranobuse@gmil.com
です。





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2025年03月04日

不規則なお天気が続いています

3月4日(火)
池田理代子です。
この寒暖の差に、なかなかついていけませんね。

ついこの間ブログを更新したと思ったら、もう三月、お雛祭りも過ぎてしまいました。うちは、かわいいお雛様を玄関に飾っています。

二月27,28日は、『女王卑弥呼』の音楽思い出し稽古があったのですが、初めのバージョンがあまりにも長すぎて、三時間を優に超えてしまうため、作曲家の先生が書き直しをされました。
そのため、昨年音楽稽古をしたところが微妙に変わってしまい、歌い手さんたちには、初めからやり直しに近いようなご負担をお掛けしています。
昨年の音楽稽古でなまじ暗譜をされた方たちには、本当に申し訳ないことになっています。
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新しいバージョンでも長すぎるため、指揮者の飯坂さんとご相談しながら、削れるところは削りながらの稽古です。
飯坂さんに「ヴェルディでもプッチーニでも、初演の時には今の形に収まるまでは、何度も書き直しがあった」と励ましていただいております。

本当に、頑張って下さる歌い手の皆さんには、感謝しかありません。

ところで、私はあのトランプ大統領とゼレンスキー大統領の話し合いでは、とてもショックを受けました。
アメリカにしろロシアにしろ、結局は、その国の鉱物資源などが目的だったのですね。植民地支配の時代さながらの大国の強欲さに、呆れています。
ゼレンスキーさんは本当に立派だと思いました。

ポーランドを民主化に導いた連帯のワレサ議長(元大統領)の、トランプを批判する書簡には、あの時代を知る者である私にとって、本当に心打たれる素晴らしい書簡でした。
ウクライナの兵士たちは、自由と民主主義を守るために血を流しているのであって、その支援に見返りを求めるべきでないという趣旨でしたが、まさにその通りだと思いました。
ホワイトハウスの大統領執務室で、自分たちは血を流すことなく、大国の欲望をむき出しにしてゼレンスキーさん一人を取り囲むあの光景は、昔の拷問室の光景そのものだと、ワレサ氏は仰っています。

昔から、金やダイヤや鉱物資源をもつ国々には、必ず大国が何かと理由を付け乗り込んで、その資源を横どりしようとしてきました。
日本は地下資源の本当に少ない国だというのは有名ですが、もしも何らかの大きな資源を持っていれば、今頃ロシアやアメリカと言った大国が乗り込んできて、植民地支配をしていたことでしょう。

ただ、技術者などの人的資源と水源は、既に侵されつつあるのは、周知のとおりです。

さて、村田は、休むことなく別々な舞台の稽古と本番で飛び回っております。
この間、広島での『こうもり』が終わったばかりで、今日は徳島でのコンサートに出演しています。
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このあと、『女王卑弥呼』の稽古の合間を縫って、既にお知らせしたとおり、3月9日に、牛込箪笥町ホールでの『ジャンニスキッキ』に、
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そして4月6日のティアラこうとう大ホールでの『トスカ』に出演しますが、
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四月20日には同じくティアラこうとうで、プッチーニ三部作の『外套』に出演いたします。
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それが終わったところで、何と4月24日には、東京国際フォーラムCでの『ヴェルディ・レクイエム』に、ソリストとして出演いたします。
ダニエレ・アジマン氏指揮、ロイヤルチェンバーオーケストラで、メゾ・ソプラノにエグレ・ウィスさんはじめ素晴らしいソリストが揃います。
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『女王卑弥呼』の稽古や、チケット販売、衣裳打ち合わせ、などで今目いっぱいの私としては、皆様にご案内をする余裕がなかなかないのですが、このブログをご覧になって、チケットをご希望の方は、是非、ファックス0557-68-1180か、メールアドレスbaranomuse@gmail.comまで、お名前、ご住所、お電話番号に、ご希望演目をお書きの上、お申し込みください。

先日、ご協賛を下さった柏市の三協フロンティア(柏レイソルのスポンサー)さんにご挨拶がてら、西口のベルばらのマンホールを見てきました。
皆さん、絵を踏まないように、よけながら通って下さっている光景が印象的でした。
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高島屋 マンホール前 1.JPG

マンホール前 2.JPG
さて、昨年12月から続いている咳は、もう三か月たった今もまだ収まりません。
結構周りの色々な方で、同じ症状が続いている方にお会いします。
この症状の不快なところは、咳そのものもですが、味覚が変わってしまうことです。これはいったい何なのでしょう。

このあいだ偶然みたテレビの競馬中継で「イエデゴロゴロ」と言う名前の馬が走っていました。馬主さんがどんな意図でこんな名前を付けられたのか分かりませんが、とても洒落てユーモアのある名前ですね。
posted by riyoko at 16:53| Comment(0) | 日記

2025年02月05日

2025年になりました

2025年2月5日(水)
池田理代子です。

あっという間に新年の一月も過ぎてしまいました。
すっかりご無沙汰してしまい、色々な方からご心配いただいております。

実は昨年12/11から、右肺に細菌が入って、夜も眠れないほどの激しい咳が続いています。咳は、本当に体力を消耗しますね。
ウィルスではないので、人に移す心配はないそうですが、喉もやられ、ひどいガラガラ声になっています。
もう歌は諦めねば・・・と、真剣に考えている毎日です。

昨年の三ツ矢さんのクリスマスコンサートへのゲスト出演を最後に、うたっていません。
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トスカから『歌に生き愛に生き』と言う大曲を、よく無事に歌い切ったと思いますが、その後のトークでは、激しく咳き込んでしまい、私の代わりに村田が喋ってくれました。
恒例の年末掛川でのオペラディナーショウ、今年は『カルメン』で、村田はエスカミーリョを歌いましたが、残念ながら体力が持たずとても見に行くことができませんでした。
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一応『女王卑弥呼』の音楽稽古は、ランスルーまで無事にこぎつけましたが、音楽の尺の調整とか色々と直しがありました。
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「この長さじゃ、場面転換ができないー!!」と舞台監督さんが悲鳴を上げたり、「これでは三時間でもおさまらない」などマエストロからのご指摘もあり、作曲家の薮田先生が書き直しをされることになり、漸く一月に入って決定の音楽が出来上がってきました。

その間に、私は三月からの立ち稽古の香盤表と言うのを、つらい咳に耐えながら作る日々でした。
何回か、「なんでこんな大事業を始めてしまったんだろう」と悔やんだり、でも、日々皆さんからチケットのお申し込みを頂いてお返事をしながら勇気づけられたり・・・。お陰様で、今現在6/6のVIP席は完売いたしました。
両日とも、まだS席やA,B,Cはどっさり残っていますので、引き続き皆様のお申し込みをお待ちしています。

そんな中、1/19〜20日にかけては、福島県いわき市に行ってまいりました。
新しく二校が統合する「いわき総合高校」の新校歌の歌詞を、あの小林研一郎先生から頼まれていて、やっと曲も完成したということで、曲のお披露目と、小林先生による生徒たちへのご指導があったのです。
四月から新高校の一、二年生たち460名が、講堂に集まっての、熱気に満ちたお披露目となりました。
私はもちろん咳がひどくてガラガラ声なので、とても歌うことはできず、村田がきちんと燕尾服の正装で、新しい校歌を歌ってくれました。
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NHKをはじめ、地方新聞やFM放送などの取材もたくさん入り、さすがは世界の「コバケン」の地元と納得しました。
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校長先生はじめ学校関係の方々も、本当に色々と気を使って下さり、有難かったです。いわきは、昔から音楽会で何度も訪れているので、今では、「いわき総合高校」か゛まるで自分の母校のような気さえしています。
私が歌詞に込めた思いを、若い人たちが理解し歌い継いで行ってくれれば、本当に嬉しいです。
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いよいよ三月から始まるオペラ『女王卑弥呼』の立ち稽古の香盤表を咳と戦いながら、毎日少しずつ作っています。
稽古日に合わせて、練習場所の確保やピアニストさんの確保も絶対に必要なので、こちらは山口さんと、卑弥呼侍女1の今西仁美ちゃんが手伝ってくれています。
それに、演劇界から、赤川蓮さんが演技指導に入って下さるので、とても楽しみにしています。

私はもう歳なので、一人で東京まで行くのは転んだりする可能性があって危険なので、いつもは村田が付き添ってくれるのですが、その村田も、実は2月24日の広島での『こうもり』(タイトルロール)や、
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三月九日(日)の牛込箪笥町ホールでの『ジャンニスキッキ』(タイトルロール)、
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それに4月6日(日)のティアラこうとう大ホールでの『トスカ』(スカルピア)と、
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何本ものオペラを抱えており、その稽古などで熱海を不在にすることも多く、
これからは頑張って一人でしっかり歩いていかねばと、足腰を少しだけ鍛え始めました。

まだまだ書きたいことは山ほどありますが、また咳が出てきたので次回に。

posted by riyoko at 18:47| Comment(0) | 日記