銀座・王子ホールにおける『第四回村田孝高バリトン・リサイタルの舞台写真をお届けいたします。
第一部
ドゥランテ、ヴィヴァルディ、ヴェルディ、ジョルダーノ、ザンドナーイなどの歌曲から。
司会者も、年々、楽曲解説が難しい歳になりました。



第二部
プッチーニの歌劇『トスカ』一幕二幕からの抜粋。

トスカの衣裳は、山口三智子さんの労作です。
今回は熱海から、沢山の家具や小物など運んできました。
合唱さんの他に、落合一成君がスポレッタ、佐藤健太君が堂守を手伝ってくれました。
二人とも、暗譜できているので、すぐの対応が可能でした。
暗譜してある役というのは、財産と同じなのですね。

「子羊の丸焼き」って感じで・・・。

最期にトスカに殺されてしまうというところで、「ああ、バリトンというのはそういう役なのね」と初めて認識くださった方も結構ありました。
英雄的なテノールが、愛を歌い上げておしまい、という筋書きとはちょっと違います。
そう言えば直近のオペラ『ドン・カルロ』のロドリーゴも、途中で殺されてしまう役でした。

雨の中をお運びくださった皆様方、本当に有難うございました。
心から感謝申し上げます。