10月8日(火)
池田理代子です。
先月から、オペラ『女王卑弥呼』の音楽稽古が始まって、出演者のスケジュール合わせ、稽古場所の確保、コレぺティさんの確保とバタバタしているうえに、寒暖の差が出てきて、しかも、この間に、インタビュー五つ、コンサート一つ、松竹との打ち合わせの上に、欲をかいて再び韓国ミュージカル『ベルサイユのばら』と宝塚歌劇『ベルサイユのばら』を観に行ったりしていた私、ついに風邪を引き、持病の膀胱炎まで発症してしまいました。
佐渡嶽部屋の大関・琴桜の大関昇進祝いのパーティもあったのに、こちらは体調不良でどうしても伺えず、夫の村田孝高が一人で行ってくれました。
お稽古では、うちは毎回稽古費とちょっとした軽食も出すのですが、こちらは、秘書の山口さんと、卑弥呼侍女で出演する今西仁美ちゃんが手伝ってくれ本当に助かっています。
指揮者の飯坂さんもこの間入って下さり、音楽がびしっと締まり、オペラらしいものになってきました。
もと第九合唱団の皆さんや、出版社の皆さんと二回目の韓国ミュージカルに二泊三日で挑戦した私。
この間の初日では見られなかった、皆さんが撮影スポットに並ぶ光景などを見られたり、終演後はなんと、オスカルとアンドレ君もうらで撮影に出てきてくれて、本当に楽しかったです。
しかし、東京に住んでいた頃には苦ではなかった稽古場へ通うのも、熱海から東京となると、さすがに疲れます。
でも、出演者の中には長野から通ってくれている方もあったりして、弱音は吐けませんね。
久しぶりに熱海の自分たちの部屋でゆっくりできた日、目の前に地元の可愛い漁船が浮かんでいました。
台風一過の月も美しい風情で。
このところ雨続きですが、それでも、小鳥たちの声に交じる雨の音さえ心安らぎます。
風邪薬と膀胱炎のお薬のせいで、少しだけよく眠れます。