2月7日(火)
池田理代子です。
来月、3/12のオペレッタ『こうもり』に、早速にお申し込みをいただき、有難うございます。
いよいよ稽古もたけなわ、ゲスト歌手として一場面登場するだけの私も、少し緊張してきました。
お申込みいただいた方たちには順次チケットをお送りしております。
さて、四月の第九合唱に申し込まれた方から、お問い合わせもいただいておりますが、何しろ主催者がまだチラシも何もできていない状態のようで、決まっているのは4/13と4/14に合唱練習とオーケストラ合わせがあるということだけです。
チケットは今月の末には出来上がってくるそうですので、もろもろ、決定事項や注意事項などを、チケットとともに順次お送りいたしますので、焦らずお待ちください。
こちらからお送りするチケットは、送付状況が追跡できるように簡易書留でお送りしておりますが、必ずお留守などでお受け取りにならない方があり、戻ってくるものが何件かあります。
お電話でご連絡をさし上げても、繋がらない電話が多く、秘書の山口さんも苦労しています。
どうぞこちらからの簡易書留や電話には必ず対処してくださいますようお願い申し上げます。
私は主催者ではありませんが、一応郵便代その他はこちらもちで対応させていただいていますので、無駄が出ないようにご協力お願いいたします。
さて先日村田は、知り合いの掛川の幼稚園に頼まれて、午前・午後のコンサートに出演してきました。
昔、さる幼稚園にソプラノさんの助っ人で出演した時、村田が登場したとたん、前の子が「怖いよー」と泣き出し、それが園児たちみんなに広がって収拾がつかなくなったことがあり、今回も、とても心配していたのですが、今回はオンブラ・マイ・フを歌いだしたときに一瞬ざわざわとした程度で無事に済み、たくさんの園児たちからの手作りの折り紙や花や、可愛い絵などをいただいて、帰ってきました。
今の子供たちは、まずあんな大きな体のひげ面に慣れていないこと、そして、オペラのバリトン歌手の大音量を経験していないことなどもあって、初めて間近で聞くオペラの唱法は、大変な衝撃のようです。
それはイタリアでも同じで、その時は教会でのコンサートのついでに頼まれて行った小学校だったのですが、イタリアだというのに、子供たちはおろか、若い先生たちでさえ、「オペラ」というものを見たことがなかったそうで、「ああ、イタリアよ、お前もか」と、世界的なオペラの衰退に危機感を覚えたものでした。
何と言ってもイタリアでも客席には、ご老人ばかりのこの頃です。
いつも私どもの舞台においで下さる若い方たちは、大変に貴重な存在で、有難く嬉しく感謝申し上げております。
それと、どうかご年配(失礼!)の皆様が、一人でも多くの若い世代の方々をお誘いくださいますよう、期待しております。
このままでは、オペラはいつか衰退してこの世からなくなってしまうのでは・・・と、本気で危惧しているこの頃の私です。
音楽大学でも、純粋なクラシックだけでは経営が成り立たず、ミュージカル科とかポップス科などを設置して苦労しているようです。
熱海では、桜は既に満開を超え、散り始めています。
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