2024年05月21日

熱海では過ごしやすい気候です

5月21日(火)
池田理代子です。

各地で異常な高温が続いているみたいですが、熱海の、特に海に面した我が家では、過ごしやすい気温になっています。
海が本当に美しいです。

五月は、初めからバタバタと慌ただしい日々が続きました。
3日に村田がお知り合いのコンサートのお手伝いで歌わせていただき、一日置いて五日から、四国・丸亀のレオマワールドでのコンサートに出かけました。
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前夜には、素敵な古民家のレストランでおもてなし頂きました。
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村田の『セヴィリアの理髪師』からいきなり始まったコンサート、去年に続き今年も雨で、それでも多くの方が来てくださいました。
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テレビでも放送され、四国新聞にも記事が載りました。
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6日にコンサートを終え、そのままマリンライナーと新幹線を乗り継いで、熱海を素通りし、7日と8日一時からのオーケストラ合わせに間に合わせ、何とか無事に、9日の国際フォーラム『愛と祈りのオペラと生きる喜びの第九』に突入できました。

池田は第九合唱に、村田は前半を『女王卑弥呼』のソロを歌い、後半第九ソロに、と言う慌ただしさ。
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今回は、卑弥呼侍女さんたちや阿多の君、スサノオなども、しっかりと衣裳をつけていただいて、私は、字幕のキュー出しに入り、色々と来年の本番に向けて学べることが多くありました。
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第九でソプラノソロを歌われた羽山弘子さんは、来年6/5組の卑弥呼も演じてくださいます。
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この日、ブライダルデザイナーで、村田孝高の後援会理事を務めて下さっていた桂由美先生もご臨席の予定だったのですが、思いもかけず急逝され、私は、ぽっかりと空いた先生の座席にバラの花を飾らせていただきました。
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本当に長いお付き合いで、まだ亡くなられたことが信じられません。
村田の舞台には、後援会理事として必ずと言っていいほどご臨席くださり、よく村田の手を取って「私が死んだら『千の風になって』を、あなたの声で歌ってちょうだい」と仰っていました。

六日のレオマでのコンサートでは、そのお約束通り、『千の風になって』を二人で歌わせていただきました。
途中から涙で声が震えてしまいました。

さてさて、国際フォーラムが無事に終わった後は、京都に向かい、15日の下鴨神社の葵祭に参加させていただきました。
天皇勅使をお迎えしての儀式があるので、男性はモーニング、女性は着物という決まりで、村田は貸衣装のモーニング、私は何十年ぶりかの着物で、あたふたと大騒ぎでした。
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当日は朝七時起きで着付けの方が来てくださいましたが、山口さんが縫ってくれた襦袢をはじめ、彼女の揃えてくれた小物など、着付けの方が本当に感心していらっしゃいました。
お陰で無事にセレモニーを終えることができました。
久方ぶりの着物には、身体が悲鳴を上げていました。
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私が描かせていただいた御朱印の所には、何十人もの人たちが並び、写真撮影までしてくださっていて、嬉しかったです。
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『女王卑弥呼』には、いいお席からお申し込みが来て、本当に有り難いことです。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
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来月六月に、村田孝高は、ピアニストの岡崎ゆみさんと、ニューヨークのカーネギーホールでリサイタルをいたします。
村田の母と甥のまあちゃんもニューヨークまで来ます。
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何と言ってもリサイタル翌日に、ドジャース対ヤンキース戦というおまけまでついているのですから。
アメリカン倶楽部の総裁のボブさんが、私たちのためにチケットを確保してくださいました。
「早めに確保しておいてよかった。あれから滅茶苦茶値段が上がっている。信じられない」とのこと。
本当に人気のある球団なのですね。


posted by riyoko at 16:59| Comment(0) | 日記

2024年04月26日

藤の花が咲きました

4月26日(金)
池田理代子です。

仕事場の窓から見える緑の中に、いつの間にか山藤が咲いていました。
このところ忙しくしていたので、気が付きませんでした。
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可憐で人知れず咲く姿に、感動を覚えています。
でも、熱海駅前のツツジの、こぼれるばかりに爛漫と咲いている美しさにも心奪われます。
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先日は、世界遺産・京都下鴨神社からの依頼で、御朱印帳のイラストを描かせていただきました。
女性の美の象徴ともいうべき「玉依姫」そして、知の象徴ともいうべき「紫式部」の姿です。
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紫式部の目の前には置かれている和紙に、これからまさに「いずれの御時にか・・・」と筆をおろし始める瞬間を描きました。
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ネットにも結構上がって話題になっているようですので、ご覧になれる方は是非ご覧ください。

そして昨日4月25日は、宝塚市にある手塚治虫記念館の開館30周年で、記念のトークに呼ばれて行ってまいりました。
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私にとってはほぼ真夜中ともいうべき朝の七時半に起床して、珍しく日差しを浴びながら、宝塚大劇場の前の花の道を歩いて記念館に向かいました。
途中、花の道のオスカルとアンドレの銅像の前で、ミーハーをして写真なんか撮ったりして。
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今年は宝塚110周年、七月には『ベルサイユのばら〜フェルゼン編』も上演されます。
街の至る所にポスターが張られ、フードコートで頂いたらーめんにも、ほら、宝塚110周年の文字が!
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私の方は、来年の国際フォーラムCでのオペラ『女王卑弥呼』に向けて、先日はじめて、舞台監督さん・美術さん・演出助手の方・照明さんetc.のスタッフの皆さんの顔合わせがあり、緊張感で、身が引き締まる思いと共に、20年越しの思いがいよいよ現実のものとなるのだという実感に、言い知れぬ喜びを感じました。
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20数年前に、歌舞伎の中村福助さんからお声がけいただいて以来、手塚先生の『火の鳥』の死生観にも大いなる影響を与えられました。
またあの当時発行されていた学術書をむさぼり読み、それから、何回かお会いしてお話させていただいたことのある、作家の故・松本清張先生の邪馬台国観にも少なからぬ影響を受けて、魂をこめて書き上げた脚本です。
手塚先生と清張先生がご存命であれば、是非観ていただきたい脚本です。
当日の客席には、お二人のためのお席を用意したいと思っています。

さてさて、5月6日には、四国・丸亀のレオマリゾートでのばら園での野外コンサートが待っています。
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こんなボロボロの体で、ちゃんと歌えるかな・・・。
皆さんの温かい応援におすがりしたい気持ちです。

それより、あんまり家を留守にすると、ぷにちゃんが寂しがって、帰ってくるとひと通りはしゃぎまわった挙句に、私の胸の上でこんなになって寝ています。
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posted by riyoko at 22:46| Comment(0) | 日記

2024年04月05日

花冷えの雨です

4月5日(金)
池田理代子です。

昨日まで、初夏を思わせる陽気で、あちこちで桜が開いてすごい人出だったというのに、昨夜から熱海でも冷たい雨が降っています。

熱海は一月ごろから色々な種類の桜が咲き始め、染井吉野や山桜が美しい季節で、町までのちょっとした道路を走っていても、お花見が楽しめます。
最近は、めっきり若い人たちの姿が目に付くようになりました。
それにつれ、新しい色々なお店も開店しています。
タクシーの運転手さんに言わせると、若い人たちは、昔の人と違ってあまりお金を落としてくれないのだそうです。

そういえば昔の熱海は、旅館で芸者さんを挙げて宴会をして、温泉に浸かった後は、浴衣姿でバーやスナックを訪れるというような賑やかな温泉行楽地でしたが、
今はもうそんな昭和な時代では無くなりました。

昨年の五月は、香川県のレオマワールドで、ベルばらのばら園開設を記念して、私と村田で、コンサートをさせていただきましたが、今年も、5月6日にやはり二人で野外コンサートをさせていただきます。

昨年はかなり大振りの雨の中、レオマから貸し出してくれた雨具をかぶって、200人ばかりの皆様が、最後まで私たちの歌を聞いてくださいました。
今年は何とか晴れてくれるといいですね。

そのコンサートが終わってから、私たちは大急ぎで東京に直行する予定です。
今度は、5月9日の練習とオーケストラ合わせが5月7日と8日にあり、私も立ち会わねばなりません。

今年の5月9日は、国際フォーラムで先日のイタリア・バチカン公演の凱旋公演があり、その前半第一部で、『女王卑弥呼』の抜粋公演があるのです。
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「卑弥呼をやりたいから、理代子さん台本書いてくれない?」と、歌舞伎の中村福助さんに相談されたのが、20数年前、福岡のアクロス福岡で上演が決まっていたのですが、私の脚本があまりに「グランドオペラ」過ぎ、予算的にちょっと・・・ということで、アクロス公演がキャンセルになってしまい、その後、イタリア人作曲家での公演とか日本人のベテラン作曲家での公演とか、色々と試行錯誤を重ねているうちに、あっという間に20年が過ぎ去りました。
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私にとってもとても大切なこのオペラ、なんとか死ぬまでに陽の目を見せたいと思い、えいッとばかりに、来年の六月の個人での上演に踏み切った次第です。

先日、福助さんにもお会いしてきましたが、とても喜んでいただきました。
あの日二人で夢見た『女王卑弥呼』が、やっと陽の目を見るのです。

個人での上演と言うことで、いつも私たちの応援をしてくださる友人たちからは、温かい協賛を頂いています。
協賛をくださった方には、VIP席券と記念品をさし上げる予定です。
これからもご協賛のお申し出をお待ちしています。

・・・ということで、今年の5/9は、プレ抜粋公演です。
どうぞお楽しみに。

posted by riyoko at 19:42| Comment(0) | 日記

2024年03月25日

花粉は終わったのでしょうか

3月25日(月)
池田理代子です。

私が花粉症で苦しんでいる間に、イタリアの村田から次々に素晴らしい写真が送られてきていました。

ロッシーニ歌劇場の前は、開演前から長蛇の列だったそうです。
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中は、超満席。
さぞかし歌った方々は気分が良かったことでしょう。
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バチカンへの移動の途中、素晴らしいオリーブ園へ立ち寄ったりもしたそうで。
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ここは、いまだに石臼でオリーブを引いているとかで、私にもお土産に一本頂きました。

バチカンでは、私や『真夏に第九を歌う会』のメンバーたちには懐かしい、聖パウロ教皇大聖堂での演奏でした。
あの日、夜で、かなりの雨が降っていたにも拘わらず、沢山の現地の方や観光客が私たちの第九を聴きに来てくださいました。
今回も、なかなかの人ですね。
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開演前に独りで発声をしている村田を、誰かが「映画のワンシーンのようだ」と言って撮って下さったそうです。きっとマフィア映画だね。
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終演後のレセプションで。
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大相撲も世界フィギュアも終わりました。
フィギュアはとても好きで、特に最近は音楽とバレエが融合したような素晴らしいスポーツになってきています。
鍵山優磨君がコーチに付けた、イタリアの"お姐さん"なんか、本当に大好きでした。彼女がついて、鍵山君の音の表現が格段に素晴らしくなりました。

村田は、この間の会食で、何と元スケーターの一人無良崇人氏と同席だったそうです。私も行きたかったな。
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ドジャースの大谷君の騒動も、本当に可哀そうです。
この時期に!?と言うのが正直な感想です。

三月も末と言うのに、寒々しい日が続きます。
ホットカーペットの上で、うちの猫は伸びきっています。
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おいっ、ぷに!!
え?何か?
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posted by riyoko at 19:23| Comment(0) | 日記