2024年03月25日

花粉は終わったのでしょうか

3月25日(月)
池田理代子です。

私が花粉症で苦しんでいる間に、イタリアの村田から次々に素晴らしい写真が送られてきていました。

ロッシーニ歌劇場の前は、開演前から長蛇の列だったそうです。
2024.3テアトロロッシーニ前で.JPG

2024.3ロッシーニ歌劇場前は長蛇の列.JPG
中は、超満席。
さぞかし歌った方々は気分が良かったことでしょう。
2024.3超満員のロッシーニ歌劇場.JPG

2024.3ロッシーニカーテンコール.JPG
バチカンへの移動の途中、素晴らしいオリーブ園へ立ち寄ったりもしたそうで。
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ここは、いまだに石臼でオリーブを引いているとかで、私にもお土産に一本頂きました。

バチカンでは、私や『真夏に第九を歌う会』のメンバーたちには懐かしい、聖パウロ教皇大聖堂での演奏でした。
あの日、夜で、かなりの雨が降っていたにも拘わらず、沢山の現地の方や観光客が私たちの第九を聴きに来てくださいました。
今回も、なかなかの人ですね。
2024.3聖パオロ.JPG
開演前に独りで発声をしている村田を、誰かが「映画のワンシーンのようだ」と言って撮って下さったそうです。きっとマフィア映画だね。
2024.3聖パウロで一人発声中.JPG
終演後のレセプションで。
2024.3レセプション.JPG
大相撲も世界フィギュアも終わりました。
フィギュアはとても好きで、特に最近は音楽とバレエが融合したような素晴らしいスポーツになってきています。
鍵山優磨君がコーチに付けた、イタリアの"お姐さん"なんか、本当に大好きでした。彼女がついて、鍵山君の音の表現が格段に素晴らしくなりました。

村田は、この間の会食で、何と元スケーターの一人無良崇人氏と同席だったそうです。私も行きたかったな。
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ドジャースの大谷君の騒動も、本当に可哀そうです。
この時期に!?と言うのが正直な感想です。

三月も末と言うのに、寒々しい日が続きます。
ホットカーペットの上で、うちの猫は伸びきっています。
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おいっ、ぷに!!
え?何か?
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posted by riyoko at 19:23| Comment(0) | 日記

2024年03月12日

お雛様とコンサート

3月12日(火)
池田理代子です。

荒れる三月ですね。
私はひどい花粉症で、朝起きたら目ヤニで目が開かず、昼間は鼻水ぽたぽたの毎日です。
実は今、さる由緒ある神社からの依頼で、久々のカラー原稿を描いているのですが、絵に鼻水が滴らないように、鼻にティッシュを詰めて仕事しています。
ああ、辛い。
何年か前の村田の様子を笑った罰が当たった。
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今年のお雛祭りは、熱海街中の行きつけのお店で、すごく可愛らしい三段飾りをみつけ、お玄関に飾りました。
村田がちらし寿司も買ってきてくれて、何年振りかで華やいだ嬉しいお雛祭りを過ごしました。
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その村田ですが、9日には、東京・紀尾井ホールでの『岡崎ゆみピアノリサイタル』に第二部で客演させていただき、閉じこもりきりの私も何か月ぶりかで東京に出かけました。
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この日は、愛子さまがおでましとあって、心なし客席が華やいでいたような気がしました。
2024.3.9愛子さまお出ましとあってほぼ満席.JPG
第二部のプログラムに、来年のオペラ『女王卑弥呼』から、村田が「この素戔嗚は」と言うアリアを歌うことになっていたので、ゆみちゃんが、ぜひ私にオペラの解説をと優しい心遣いをしてくださって、私も舞台に上がらせていただきました。
愛子さま、来年のオペラも見に来てくださると嬉しいんですけど。
早速にその日からぽつぽつと来年のお申し込みを頂いております。
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さてその日の終演後、ロビーで皆様にご挨拶したり写真撮影をしたりした後、村田は大急ぎで着替えて荷造りをして、タクシーで羽田に向かい、そのままイタリアへ飛ぶ予定でした。

ちょっと遅れてチェックイン、やれやれとラウンジに腰を下ろしたら、何と予定の飛行機が二時間遅れとのこと。
ドバイでの乗り継ぎに間に合わなくなってしまったそうです。
「今日の公開リハーサルに間に合わない!!」10日のファーノでの公開リハはとうとう間に合わなくて、翌日の本番直前にかろうじて滑り込み、11日のロッシーニ歌劇場での第九本番に歌うことができたとのこと。
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逐一届くメールに、私は生きた心地がしませんでした。
でも、バタバタした割に結構本人はリラックスして歌えたそうです。
満場のお客様は割れるような拍手を下さり、いつまでも帰ろうとされなかったとのことで、喜びが伝わってきてほっといたしました。
ばたばたと燕尾にアイロンをかけ、これから舞台へ出るところだそうです。
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この後14日のバチカン公演のため、ローマにに向かいます。

何より嬉しかったのは、ロッシーニ歌劇場でもバチカンでも、第九の前半に、『女王卑弥呼』からいくつかのアリアを歌わせていただけること。
作曲の薮田先生も、心から喜んでいらっしゃいました。
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さあ、私はカラー原稿の仕上げにかからねば。
体中ががちがちです。
たまらず、夜中の三時に温泉に行ったりしています。



posted by riyoko at 20:49| Comment(0) | 日記

2024年02月19日

お陰様で忙しくしています

2月19日(月)
村田孝高です。
お久しぶりです。

お陰様で色々な舞台にお声をかけていただいて、東京と熱海を行ったり来たり、今はオペラ『カルメン』の稽古で、熱海と広島を行ったり来たりの日々で、ぷにが、明らかにすねているのが分かります。

ところでこれ、理代子さんにご案内いただいたのですが、集英社マンガアートヘリテージ トーキョウラウンジ(虎ノ門の麻布台ヒルズガーデンプラザA B1)で、2月17日から「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」の展示をやっています。
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入場は無料だそうです。

この間は、ようやくの思いで音楽劇『TAMASHIZUME』終えることができました。
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いやー、色々あって、色々な人が途中降板し、結構大変な舞台でした。
私も、途中で頭に来て降板しようかと思ったこともありました。
でも、後鳥羽上皇の生霊と言う役ですから、他の人に代わることはとてもできないだろうと思い、思いとどまりました。
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ね、この顔をご覧になれば、他の人では難しいとお判りでしょう。
冠をかぶるために、それほど長くはない髪を縛り上げて、この通り髷を作りました。
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決して安くはないチケット代の舞台に、いつもの皆さんがおいで下さり、本当に有難うございました。

この舞台が終わってすぐ広島の『カルメン』の稽古に飛び、翌日に東京に戻って、岡崎ゆみさんと、さる方の邸宅でのプライベートコンサートに伺い、その翌日に再び広島に入りました。
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『カルメン』が終わって戻ってきたら、3月9日には、紀尾井ホールでの岡崎ゆみさんのリサイタル「イタリア」に出演させていただきます。
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何と何と、ここからが凄いのですが、9日の紀尾井ホールを終えたその夜に、私は
羽田へ急ぎ、イタリアへ飛ばねばなりません。
そうです、榛葉さんが主催の、ロッシーニ歌劇場とバチカンでの『第九』のソロイストとして、皆さんに合流しなくてはならないのです。
ロッシーニ歌劇場終焉直後の舞台にて.JPG

バチカンアップ@.JPG
今年は、アルトソロに元宝塚宙組のトップ男役・大和悠河さんが帯同します。

こんなに詰まっていて、理代子さんは体のことをとても心配してくれます。
でも50代はバリトンの華、この十年を大切に大切に歌っていきたいと思っています。

今年は六月に、憧れのニューヨークのカーネギーホールで、岡崎ゆみさんとのデュオリサイタルも控えています。
アメリカの人たちやアメリカ在住の日本人の方たちに、この歌声をお届けできることを、今から楽しみにしています。
これからもどうぞ、変わらぬ応援を下さいますようお願いいたします。
posted by riyoko at 18:57| Comment(0) | 日記

2024年02月06日

一部自民党議員のお金への執着には腹が立ちますね

2月6日(火)
池田理代子です。

大相撲も全豪オープンも終わってしまったので、昼間は仕事の合間に国会中継を、夜はボクシングの試合を見ています。
確かむかし、企業・団体献金をなくす代わりに政党助成金と言うのを作ったはずなのに、今ではどちらも自民党は受け取っています。

この度の裏金議員の聞き取りを自民党がやっているって、ひどい言い方かもしれませんが、泥棒に自分を縛る縄をなわせるようなもので、こういうことは第三者がやるべきことではないのでしょうか。
「裏金作った?」と仲間にきかれて「はい、作りました」と答える馬鹿があるでしょうか。

さるお偉い重鎮には、五年間で50億円もの政党助成金が渡っているとか。
選挙に必要なのだとしたら、日本国の選挙民と言うのは、ずいぶんとお金のかかる国民なのですね。
こういうお金は是非災害復興に使ってもらいたいものです。
裏金議員が、ため込んだ裏金を全部災害復興に差し出したら、ずいぶんまとまった金額になるのではないかと思います。

医師会をはじめ色々な医療関係からの献金で、医療報酬が上がり、国民の健康保険料の負担も上がりますが、文化への国の助成が少ないのは、大口の献金が足りないせいなのでしょうか。

宝塚でも漫画界でも、自殺がニュースをにぎわせています。
しかし、この間三谷幸喜さんも仰っていましたが、ご自分でも、死んでしまいたいほどの仕打ちを受けたことがあるけれど、踏ん張ってきたとのこと。
私もそうですが、誰しも、自殺を考えるほどの辛い理不尽な仕打ちを受けたことがあると思いますが、すぐに死を選ぶのではなく、もうひと踏ん張り踏ん張ってほしかったです。

たとえ周りに味方が誰もいないように思われ、絶望するしかないようなときでも、私などは騒動の最中、名も知らない、たまたまお手洗いですれ違っただけのちょっと年上のご婦人から、「世間はあなたをたたくけど、私は、あなたのような生き方を羨ましい、素敵だと思いますよ」と言っていただいた一言で、「そうだ、踏ん張って生きてみよう」と思い、踏みとどまることができました。

私がキリスト教の洗礼を受ける決心がついたのも、聖歌の中に「世の友我らを捨て去るときも 祈りに応えて慰めたまわん」という一節があるのに、子供の時からひどく惹かれていて(子供の頃から母に日曜学校に通わされていましたが、当のご本人は別な宗教を信奉していたみたい)、キリストと言うのは私にとってそういう存在だったからです。

本当に、世の人々のすべてがあなたを見捨て、あなたの敵に回ったように感じる時でも、必ず、あなたの味方をしあなたを支持してくれる人がいることを信じて、もうひと踏ん張りしてほしいと、切に思います。
それから、ネットのエゴサーチなどは絶対にしないことです。
匿名で無責任な情報を流し人を貶める、昔で言えば闇夜に背後から切りつけるような卑怯な人間の言葉などは、読むに値しません。

あの騒動のいまだ完全には解決が見られない宝塚ですが、今年は、五月から大阪と東京で『ベルサイユのばら50』が始まります。
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初演の時からの、私にとっては戦友ともいうべき榛名由利、初風淳、鳳蘭といったスターさんたちをはじめ、歴代のベルばらを担ってくれたスターさんたちが一堂に会し、トークや歌や名場面などを披露してくれます。
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最近村田は、ミュージカルのトムとジェリーで共演した湖月わたるさんと、ラインをしているみたいです。
私はそういうのが全然できないので、時々横から参加させてもらっています。
ラインができないと、仲間外れになったような気持ち、なんか分かるなあ・・・。
そろそろガラケーを卒業すべき時期が来ているのかも。






posted by riyoko at 16:46| Comment(0) | 日記